北海道からニュージーランドへ行く方法について書いていきたいと思いますが、日本からはニュージーランド航空を利用して直接ニュージーランドへ行くルートを前提に紹介していきます。
日本からニュージーランドへは、成田空港、羽田空港、関西空港(季節限定)の3つの空港からニュージーランドへ行くことができますので、北海道の各都市からその3つの空港への行き方に焦点を当てたいと思います。
北海度の各空港からは羽田空港への直行便がありますので、そちらを利用すればOKですし、新千歳空港にはLCC(格安航空会社)が就航しているため、成田空港や関西空港にそれぞれ行くことができ、航空運賃も安く抑えることができます。
北海度は広いですので、移動の時間等を考えると基本的には近くの空港から行くのがベストですが、なにせ北海道の地方の空港から行く場合ですと航空運賃が高いですので、それでしたら面倒ですけど、一度車などで新千歳に行ってそこから成田や関西空港へ行ったほうが安くなる場合もあります。
新千歳空港から成田空港へ
札幌に住んでいる方や最寄りの空港が新千歳空港の方は、片道4千円くらいで成田空港へ行けます。
これはもの凄く安いですね。
ご存知、新千歳空港にはバニラエア、ジェットスター、春秋航空日本の3つのLCC(格安航空会社)が就航しているため、片道5千円も掛からず行けてしまうのです。
ただし、ニュージーランドへ行く際にはスーツケースなど受託手荷物(預ける手荷物)があると思いますので、その場合はオプションとして別途料金が発生してしまい、さすがに5千円は超えてしまいます。また、搭乗1ヶ月前くらいを過ぎてしまうと、航空運賃は1万円を超えてきますので、早めの予約が不可欠です。
どのLCCも1日に何便も飛ばしていますので、時間に合う航空会社を利用すればOKです。
北海道から行くには新千歳から成田空港への便が最も安くなっていますので、ぜひお近くに住んでいる方はこちらのLCCで行く方法をお勧めします。
ちなみに、この路線は大手航空会社のANAとJALも1日1便程度飛ばしていますが、料金が高い上に、大体午前中に飛ばしていますので、成田空港発のニュージーランド航空の便(18:30出発)までは時間があるので、空港で時間を潰す必要が出てきます。
一応、ANAの午後の便で15時成田到着というのがありますが、成田出発が18:30なので、慣れていない方だったり、飛行機が遅れたりした場合乗れなくなる可能性もゼロではありませんので、避けたほうがいいと個人的には思います。(遅延等がないならちょうど良い時間ですけど)
札幌丘珠空港からは行けないの?
札幌周辺に住んでいるなら、札幌丘珠空港のほうが近いですよね。
しかし、札幌丘珠空港からは函館、釧路、利尻、三沢、松本、静岡への路線しかないですし、これらの路線は航空運賃が高いですので全くお勧めできません。利便性が良いのは間違いないんですけどね…。
新千歳空港から羽田空港へ
成田空港の次に安く行かれるのが、羽田空港へ行く方法になります。
一見、新千歳空港から関西空港へ行く方が安いと思われるかもしれませんが、実は新千歳空港と羽田空港との間には準LCCに位置付けられているスカイマークやエアドゥが就航しているため、それなりに安く片道1万円以下で行かれるのです。
スカイマークですと、片道大体7千円くらいの航空券もあり、スーツケースなどの受託手荷物(20kgで50cm×60cm×120cm)を1個まで預けられますので、1個のみ預けるなら航空運賃以外の料金は発生しません。
搭乗1ヶ月くらいを切ると徐々に運賃は上がっていき1万円以上になりますので、こちらも早めに購入するようにしましょう。
ちなみに、両方の航空会社とも1日に何便も就航していますので、お昼過ぎ〜夕方くらいに到着する便を選んでおけばいいと思います。(羽田発ニュージーランド行きは22:05発)
羽田空港へはスカイマークが第1ターミナル、エアドゥが第2ターミナルに到着しますので、到着後はニュージーランド航空が出発する国際線ターミナルまでバスで移動しましょう。
また、もちろんANAとJALもこの路線を飛んでいます。高いですが…。
新千歳空港から関西空港へ
冒頭でも書きましたが、関西空港からニュージーランドへは「夏」の期間限定での運航になりますので、それ以外の時期は成田空港か羽田空港を利用しましょう。
ニュージーランドが夏の期間となりニュージーランド航空が就航するのは、例年は10月後半から3月後半までとなりますので、この期間に渡航する方が対象となります。
新千歳空港から関西空港へはLCC(格安航空会社)のピーチとジェットスターが飛んでいますので、大体1ヶ月前くらいまでに購入すれば8千円くらいで買うことができます。ただし、受託手荷物がある場合には別途料金が発生しますので、1万円くらいになってしまうでしょう。
便数的には1日数本出ていますので、ニュージーランド行き(21:00発)に間に合うように乗ればOKです!
また、こちらの路線はANAとJALも飛んでいまして、実は時間帯にもよりますがLCCとほとんど同じような航空運賃で乗ることができてしまうため、もし運賃が同じくらいなら受託手荷物料金が含まれているANAやJALに乗ったほうがいいと思います。こちらも片道8千円前後の航空券があります。
所要時間は大体2時間10分くらいです。
新千歳空港から伊丹空港へは?
新千歳空港から伊丹空港まではANAとJALが飛ばしており、大体片道1万円ちょっとで行くことができます。
ただ、伊丹空港へ行くのでしたら、せっかくニュージーランド発の便が出ている関西空港がありますので、そちらに直接行ったほうが料金的にも時間的にもお得です。
1日前に大阪に宿泊しておきたいのならこちらの便を使ってもいいと思いますが、基本的には関西空港へそのまま行ってしまったほうがいいと思います。
函館空港から成田空港へ
函館やその周辺に住んでいる方は、函館空港を利用してそのまま成田空港へ行くことができます。
この路線にはLCC(格安航空会社)のバニラエアが飛んでおり、10:05に出発して成田空港には11:40に到着します。(時間は変更になる可能性あり)
ニュージーランドへの出発が18:00過ぎになりますので、余裕を持って空港へ行っておきたいのならちょうど良い時間になりますね。
運賃は1ヶ月以上前に購入すれば片道7,500円ほどで買えてしまいますので、函館近辺の方はこの便を利用することをお勧めします。
ちなみに、ニュージーランドから成田空港に到着するのは夕方になりますので、その日は函館空港に帰ってくることができず、空港周辺のホテルに1泊して翌日帰ってくる形になります。
函館空港から羽田空港へ
函館空港から羽田空港へは、準LCCのエアドゥや大手航空会社のANAとJALがそれぞれ飛ばしています。
料金は片道1万3千円くらいからあり、エアドゥのほうが若干安いですがそれほど大差はありませんので、時間に合う便(航空会社)に乗るといいと思います。便数は1日通してたくさん飛んでいます。
運賃的には函館からバニラエアに乗って成田空港へ行ったほうが1/2近く安くなっています。
ちなみに、ニュージーランドから羽田空港に到着するのは朝6時頃になりますので、空港周辺に宿泊することなくそのまま函館空港に帰ってくることができます。また、羽田空港は都心部へのアクセスも抜群ですので、東京観光をすることもでき利便性は高いですね。
旭川空港から羽田空港へ
旭川空港からは羽田空港への直行便がありまして、こちらも準LCCのエアドゥと大手のANAとJALが飛んでいます。
運賃はエアドゥが最も安く、大体片道1万3千円くらいからあります!
ANAとJALも時間帯によっては1万5千円前後くらいですので、こちらもニュージーランドへ出発する時間に合わせた便に乗るのがいいかと思います。
飛行時間は1時間45分ほどですので、あっという間のフライトです。
釧路空港から関西空港へ
おもしろいことに、なんと釧路空港から関西空港まで直行便がありまして、LCC(格安航空会社)のピーチが1日1便運航しています。
フライト時間は約2時間30分で、航空運賃は片道6千円台から。預ける荷物がある場合にはプラス数千円になりますが、それでも1万円以下で乗ることができてしまうのです。
釧路空港周辺に住んでいる方にとって、これはとても便利ですね。
時間は12:30発で、関西空港着が15:00になります。(ニュージーランドへの便は21:00なのでちょうど良い時間)
ただ、帰りは関西空港を朝の9:50発となり、ニュージーランドから関西空港に到着するのが17:30になりますので、関西空港周辺のホテルで1泊する必要が出てきます。(空港にはホテルがあります!)
釧路空港から羽田空港へ
釧路空港から羽田空港へは準LCCのエアドゥ、そして大手航空会社のANAとJALがあります。
運賃は片道安くても1万円以上はしますので、もし釧路空港から行くのでしたら、若干遠くはなりますが羽田空港よりも関西空港へ行ってしまったほうがいいかもしれません。
空港で1泊したりするなど余分なお金を使いたくない場合には、羽田空港を利用すれば時間の都合よく乗り換えすることができますし、朝羽田空港に到着してそのまま釧路空港に帰ってくることができますね。
ちなみに、成田空港へは飛んでいません。
女満別、帯広、稚内、中標津から羽田空港へ
北海道にある女満別空港、帯広空港、稚内空港、中標津空港の4つの空港からは羽田空港へ行くことができます。
運航しているのは、準LCCのエアドゥや大手のANA、JALのいずれかになります。
フライト時間はいずれの空港からも2時間はかからず1時間台です。
航空運賃は1万円を切ることはなく、1ヶ月以上前に予約しても1万円以上はします。
いずれも羽田空港の利用となると、ニュージーランドから帰国してその日のうちに各空港に戻ってこれますので、そこはとてもいいですね。
ニュージーランド行きの詳細
成田空港、羽田空港、関西空港の3つの空港からニュージーランドへ行くことができますが、利用する航空会社は、唯一の直行便を運航しているニュージーランド航空になります。
各空港からの出発時間は以下の通りです。
成田発 18:30 / オークランド着 翌日08:05(毎日)
オークランド発 08:55 / 成田着 16:50(毎日)
羽田発 22:05 / オークランド着 翌日12:40(月、木、土)
オークランド発 23:05 / 羽田着 翌日05:55(水、金、日)
関西発 21:00 / オークランド着 翌日11:35(水、金、日)
オークランド発 10:25 / 関西着 17:30(水、金、日)
各座席の往復航空運賃は以下の通りです。
エコノミー・クラス:108,000円
プレミアム・エコノミー:228,000円
ビジネスプレミア:393,000円
なお、ニュージーランド航空は年に何回も運賃割引セールを実施していまして、エコノミー・クラスで往復7万円台や8万円台といった運賃で航空券を販売していますので、その時に購入できれば安く行くことができます。
セール実施の有無は以下のページで随時更新していますので、興味のある人は定期的に覗いてみてください。

搭乗記もあります。

口コミも!

ちなみに、航空券の予約購入はニュージーランド航空の公式サイトにて可能ですので、手数料等が含まれていない最低保証価格で購入したい方はぜひ公式サイトでの購入をお勧めします。
公式サイト:ニュージーランド航空
まとめ
北海道には空港が各所にあり、それぞれニュージーランドへの直行便が飛んでいる空港へと行くことができるため、北海道に住んでいる方は、ぜひお近くの空港を利用するといいと思います。
意外と北海道には準LCCやLCCが運航していたりしますので、安い運賃で関東や関西まで行けるのです。
ということで、北海道からニュージーランドへ行くための国内移動についてぜひ参考にしてみてください。