日本からニュージーランドへ行くのに欠かせない「ニュージーランド航空」。
実際にニュージーランドへ行く人の多くが利用している航空会社で、世界の航空会社ランキングでも5年連続堂々の1位を獲得している、非常に評価の高い航空会社であります。
ちなみに、そのランキングには日本の大手航空会社ANA(全日本空輸)やJAL(日本航空)もトップ10にランクインしていますが、それをも上回っているということになります。
それ以外の複数のランキングにおいても常に上位にランクインしているニュージーランド航空は、座席を倒して横に寝ることができるフルフラットな座席「スカイカウチ」を初めて導入したり、安全ビデオに有名人を起用したり、何かと話題性があり積極性のある挑戦好きな航空会社でもあるのです。
そんなニュージーランド航空は、飛行機内の綺麗さはもちろんのこと、フレンドリーな客室乗務員による質の高いサービスまで、あらゆる面において日本人からの満足度や評判・口コミが高くなっています。
しかし、ニュージーランド航空はニュージーランドを拠点にしている航空会社、つまり海外の航空会社なため、初めて海外旅行へ行く人や英語が話せない人にとっては不安が大きく、乗るのを躊躇してしまうかもしれません。
そこで、このページではそんな不安な人のために、ニュージーランド航空の情報や航空券の買い方、また、当日のチェックインから搭乗、飛行機を降りるまでの一連の流れなども全て紹介していきたいと思いますので、ぜひ参考にしてみてください。
ニュージーランド航空の概要
ニュージーランド航空(Air New Zealand)は、ニュージーランド最大の都市にあるオークランド国際空港を拠点に、世界中の都市との間で運航している航空会社になります。
世界航空会社ランキングでも5年連続1位の座に輝いており、世界的にとても評価の高い航空会社として有名です。
日本からニュージーランドへの直行便はこのニュージーランド航空のみが運航しており、乗り換えなしで直接行くにはこの航空会社を利用するしかありません。
日本からは成田空港、羽田空港、関西国際空港の3ヶ所の空港から直行便が出ており、成田発着の便は毎日の運航で、羽田発着の便は週3日の運航、関西発着の便に関しては、ニュージーランドが夏になる時期(11月- 2月)の期間限定での運航となっています。
一方、ニュージーランドではオークランド国際空港が発着となり、それ以外の都市へ行く場合には国内線への乗り換えが必要になります。以前は南島クライストチャーチへの直行便がありましたが、利用者減少のため当該路線はすでに廃止されています。
運航スケジュール
成田空港:
成田発 18:30 / オークランド着 翌日08:05(毎日)
オークランド発 08:55 / 成田着 16:50(毎日)
羽田空港:
羽田発 22:05 / オークランド着 翌日12:40(月、木、土)
オークランド発 23:05 / 羽田着 翌日05:55(水、金、日)
関西空港:
関西発 21:00 / オークランド着 翌日11:35(水・金・日)
オークランド発 10:25 / 関西着17:30(水・金・日)
※飛行時間は片道約10時間50分
運航機材 / 座席クラス
成田-オークランド路線:B787-9型機
羽田-オークランド路線:B777-200型機
関西-オークランド路線:B787-9型機
エコノミー・クラス
座席数では最も多い通常の座席。
毛布と枕、ヘッドフォンが備え付けられており、成田便を例にすると、夕食と朝食の2回の食事が提供されます。
プレミアム・エコノミー
通常のエコノミー・クラスよりも座席が広く、料理もワンランク上の食事が提供され、ニュージーランド産のワインと共に召し上がれます。
ビジネス・プレミア
ニュージーランド航空の最上級クラスで、完全に横になって寝ることができるほか、アメニティや食事、飲み物などはとても豪華で、最上級のおもてなしを受けられます。
スカイカウチ
エコノミー・クラスの座席を横3列使用してフルフラットにした座席。
窮屈な想いをすることなく、ベッドで寝るのと同じようにして過ごすことができます。
航空運賃 / 割引運賃
ニュージーランド航空は大手航空会社(レガシー)になりますので、格安航空会社(LCC)のように安くはなく、それなりの運賃が掛かります。
しかし、ニュージーランド航空はありがたいことに年間通して定期的に運賃の割引セールというものを実施しており、その期間に航空券を購入することができれば、通常の運賃よりも数万円も安くなるのです。
日本とニュージーランドの往復航空券の通常運賃は以下の通り。
エコノミー・クラス:113,000円
プレミアム・エコノミー:238,000円
ビジネスプレミア:408,000円
※プレミアム・エコノミーの場合、出発日の50日前までに予約すると「早期割引50」が適用されて割引運賃になり、通常よりも3万円も安い208,000円で購入することができます
※ビジネス・プレミアの場合、出発日の50日前までに予約すると「早期割引50」が適用されて割引運賃になり、通常よりも7万円も安い338,000円で購入することができます
ちなみに、成田空港、羽田空港、関西空港のどこから発着しても同じ運賃です。
割引運賃セールはその時のセール内容によって割引の額は異なりますので、一概にいくらなのかは言えませんが、これまでの割引運賃の例を紹介したいと思います。
エコノミー・クラス:
113,000円 → 50,000〜98,000円
プレミアム・エコノミー:
238,000円 → 178,000円〜
ビジネスプレミア:
408,000円 → 288,000円〜
エコノミー・クラスでこれまで最も安かったのは、Eメール会員限定の割引セールで往復5万円という運賃でした。しかし、この運賃での販売は滅多にありませんので、通常のセールですと大体安くて79,000円辺りになります。
なお、ニュージーランド航空が運賃セールを実施しているか否かは以下のページで随時更新していますので、少しでも安く航空券を購入したいのでしたら、ぜひ定期的にチェックしてみてください。
航空券の購入は最低保証価格の公式サイト
画像: ニュージーランド航空公式サイト
ニュージーランド航空の航空券を最も安く購入するなら、公式ホームページにて購入するようにしましょう。
旅行会社や他のネット上の予約サイトで購入する場合、手数料などが運賃に上乗せされていて本来の航空運賃よりも高くなっていることがありますので、購入の際には「最低保証価格」を謳っているニュージーランド航空の公式サイトが一番安くなっています。
ちなみに、公式サイトを開きますと、上の画像のように希望の航空券を検索できるような画面が表示されますので、そちらから日程や出発地などを入力すればすぐに航空券を表示してくれます。
日本からの出発地は、成田や羽田や関空以外にもANAの路線がある地方の空港を入力して検索することで、乗り換え込みの検索結果を表示してくれますし、逆に到着地もオークランド国際空港ではなく、例えば南島のクライストチャーチを選べば、オークランド国際空港での乗り換え込みの検索結果を表示してくれます。
その他、ニュージーランド航空に関して…
画像: TheDesignAir
ニュージーランド航空に関して、ほかに機内に持ち込める荷物の情報や、座席のアップグレード情報などを紹介していきます。
では、まずは機内に持ち込める手荷物や預ける受託手荷物、超過手荷物についてになります。

機内手荷物
機内に持ち込めるのは、重さ7kgまでで総寸法(縦/横/高さ)118cmまでの手荷物1個と、ハンドバッグや薄型/小型ノートパソコンなどの小さなお手回り品1つ

受託手荷物
事前に預ける受託手荷物の個数は、運賃タイプによって異なるのですが、重さ23kgまでで総寸法(縦/横/高さ)158cmまでの荷物1個になります。

超過手荷物
荷物が許容量を超えてしまう場合には、事前に超過手荷物料金を払うか(こちらの方が安い)、当日空港で超過手荷物料金を払うかの2つの選択肢があります。
※上記はエコノミー・クラスに適用される手荷物の許容量で、それよりも上位クラスの座席に乗る場合には、荷物の数を増やせたり重さも重くすることができます。
機内持ち込み手荷物
プレミアム・エコノミー、ビジネス・プレミア、乗り継ぎのビジネス、Airpoints™ Gold、Elite、スターアライアンス・ゴールド会員に該当する方は、手荷物2個とハンドバッグやノートパソコンなどの小さなお手回り品1つを持ち込むことができます。
さらに、手荷物1個あたり10kgまでで2個の合計が14kgまでの手荷物を持ち込めます。
受託手荷物
国際線のおいては、プレミアム・エコノミーは受託手荷物2個、ビジネス・プレミアとビジネス運賃は受託手荷物3個まで預けることができます。
また、大きさは総寸法(縦/横/高さ)が158cmまでで、重さは23kgまでとなっています。(超過料金を払えば32kgまで増やすことができる)
続いては座席のアップグレード「OneUp™アップグレード」についての紹介です。
OneUp™アップグレード
ニュージーランド航空は画期的な制度を導入していまして、事前にお客さん側が座席のアップグレードに払ってもいいと思える金額で入札し、見事落札されると1ランク上の座席に乗ることができるというアップグレード制度があります。
遅くても搭乗便出発予定時刻の72時間前までに入札をすると、3〜5日前くらいまでにEメールにて落札結果が届きます。
この「OneUp™アップグレード」のいいところは、普段手が届かないようなワンランク上の座席でも運が良ければプラス数万円払うことで乗ることができてしまう点です。
先程、「アップグレードに払ってもいいと思える金額を入札」と書きましたが、最低でも数万円(3万円くらい?)は入札する必要があり、1円や1,000円から入札できるわけではありませんのでそこは注意が必要です。
入札する際には「入札の可能性」みたいなものが表示されるのですが、一番低い可能性で入札したとしても、実際に落札されている方もいますので、やってみる価値は十分あると思います。
ニュージーランド航空の搭乗記
ここからはニュージーランド航空の搭乗記を書いていきたいと思います。
実際に先日、日本の成田国際空港からニュージーランドのオークランド国際空港までニュージーランド航空に乗ってきましたので、その搭乗記として航空券の購入からチェックイン、搭乗から降機までをなるべく詳細に紹介していきます。
今回紹介するのは成田空港発の便ですが、羽田空港発の便でも関西空港発の便でも内容的にはほぼ同じになると思いますので、ニュージーランド航空の利用を考えている方はぜひ参考にしてみてください。
航空券購入〜降機までの流れ
航空券を購入
↓
チェックイン&荷物を預ける
↓
身体検査&出国審査
↓
出発ゲートにて搭乗
↓
離陸(18:55)
↓
シートベルトサイン解除(19:10)
↓
入国カード配布(19:30)
↓
夕食(20:05)
↓
夕食片付け(20:40)
↓
消灯(21:00)
↓
点灯(2:50)現地時間5:50
↓
夜明け(3:00過ぎ)現地時間6:00
↓
朝食(3:20)現地時間6:20
↓
朝食片付け(4:00)現地時間7:00
↓
降下開始&機内アナウンス(4:40)現地時間7:40
↓
オークランド着(5:12)現地時間8:12
↓
入国審査
↓
税関&検疫
↓
市内へのバス(8:43)
※時間は私が乗った時の時間になりますので、毎便必ずしも同じとは限りませんので参考までに
航空券の購入から目的地に到着するまでの一連の流れは上記の通りになります。
では、ここからは各項目について1つずつ詳細を書いていきます。
航空券を購入
こちらは既に紹介した通り、航空券の購入ならニュージーランド航空の公式サイトが最も安く買うことができますのでお勧めです。ちなみに、公式サイトは日本語で、非常にわかりやすく見やすい設計になっていますので、誰でも簡単に買うことができますよ。
もちろん、私も毎回航空券を買うときは公式ホームページから買っています。
支払い方法はクレジットカード払いが一番楽でして、カードの番号を入力するとその日のうちに航空券を買えますので安心です。
また、購入が終わると公式サイトから予約の確認や変更、キャンセルなどができますし、座席指定の変更も事前にできます。
チェックイン&荷物
チェックインに関して、ニュージーランド航空は3つの方法ですることができます。
オンラインチェックインでは24時間前からチェックインすることができますので、当日早く空港に行く必要はありません。
①公式サイトから
パソコンの場合、公式サイトの右上に「チェックイン」というボタンがありますので、そこを押して予約番号と名前を入れるとチェックインすることができます。
スマホの場合、公式サイトを開いて「メニュー」のボタンを押すと「チェックイン」ボタンが出てきますので、同じく予約番号と名前を入れるとチェックインすることができます。
チェックインが完了したら、航空券を印刷して当日持ってくればOKです。
当日空港ではチェックインする必要はなく、荷物を預ける人はカウンターへ行き荷物を預け、預ける荷物がない人はそのままX線検査場へ向かいます。
②モバイルアプリから
実はニュージーランド航空にはスマホ用のアプリがありまして、そちらを利用して予約を管理したりチェックインを済ませることができます。
アプリを開いて予約した情報を入力すると、とてもわかりやすくカード形式で表示してくれてとても見やすいです。また、搭乗時間なども確認できますので、スマホを持っている方はぜひAppストア(iPhoneの方)/ Google Play(iPhone以外の方)で事前にモバイルアプリをダウンロードしておきましょう!
もちろん、アプリは無料で検索の欄に「Airnz」と入れればアプリが出てきますし(「ニュージーランド航空」と入れても出てこないので注意!)、以下のリンクを押せば出てきます。
また、このアプリが素晴らしいのが、モバイル搭乗券を出せることです!
簡単に言いますと、スマホの画面に搭乗券を表示することができ、そこにあるQRコードを搭乗ゲートでかざすだけで乗ることができてしまうのです。これならわざわざ紙に印刷する必要もなく快適です。
ただし、モバイル搭乗券で乗る場合にはパスポート情報を入力する必要があり、搭乗ゲート付近で待っていると係りの人に呼ばれて搭乗ゲートの前まで行く必要があります。
一応、アプリからパスポート情報を入力することはできるのですが、私の場合、入力しても呼ばれましたので、おそらくモバイル搭乗券で搭乗する人は一度呼ばれるのではないかと思います。
私は今回このモバイル搭乗券を利用したのですが、とても便利で驚きました!
すでに日本の国内線(ANAやJALなど)ではこのモバイル搭乗券は当たり前なのですが、これが国際線で同じようにできるというのは素晴らしいですね。しかも、iPhoneを使っている人ならWalletアプリに搭乗券を表示することもできますので、全く国内線に乗る感覚で乗ることができちゃうのです。
③当日空港にて
出発当日の数時間前から空港にて自動チェックイン機を利用してチェックインすることもできます。
必要なのはパスポートのみで、専用のチェックイン機でタッチパネル操作で行うのですが、英語のほかにも日本語も選べますので安心です。
パスポートをスキャンすると搭乗する便の詳細画面が表示されますので、確認してOKなら搭乗券の発券を!
そして、預ける荷物がある場合には選択するとタグが出てきますので、そのタグを自分の荷物に付けてそのまま荷物を預けるカウンターに持っていけば完了です。
ちなみに、ニュージーランド航空のチェックイン&荷物の預け場所は第1ターミナル南ウィングの「I」カウンターになります。
X線検査場&出国審査
X線検査場(金属探知機)では、液体物や尖った物を持っていないか確認し、パソコンをカバンから出したり、ベルトを外しておいたりしてスムーズに検査場を通れるように準備しておきましょう。
日本からの場合は大丈夫だと思いますが、ニュージーランドから日本へ帰って来る際に、お土産でマヌカハニー(ハチミツ)を買う人もいると思いますが、ハチミツは液体物に入り、機内には持ち込めず没収になってしまうため注意が必要です。
実際に10分くらい前に空港近くのスーパーで朝ハチミツを買って、没収されてしまったのはここだけの話です…^ ^
ですので、ハチミツは機内持ち込み手荷物ではなく、受託手荷物のほうに事前に入れておきましょう!それか、X線検査場や出国審査を通過した先にある免税店でもハチミツは売っていますので(オークランド国際空港)、そこで買うのもアリですね。
話が少しそれましたが、続いて出国審査に関して。
出国審査は簡単です。パスポート(と搭乗券)を提示すればすぐにスタンプを押してくれますので、そのまま通過するだけでOKです。出国ですから、厳しい審査ではありません。
出発ゲートから搭乗
出国審査を終えたら、まずは電光掲示板で最新の搭乗ゲートを確認しておきましょう。
そして、搭乗時刻までは免税店で買い物をしたりご飯を食べたり、ラウンジ等でゆっくり過ごしたりできます。離陸後は1時間くらいで夕食になりますので、あまり沢山食べないよう注意が必要です。
また、搭乗ゲート付近の座席にはコンセントが備わっていたりしますので、そこでパソコンなどをして時間を潰すのもアリですね。ちなみに、空港には無料Wi-Fiが飛んでいます。
搭乗時刻が近づきましたら優先搭乗などのアナウンスがあると思いますし、モバイル搭乗券の人はゲート前に呼ばれるかもしれませんので、呼ばれたらパスポートを出しに前へ行きましょう。
機内の様子
ニュージーランド航空の機内はとても綺麗なのが特徴的です。(B787-9型機)
枕と毛布とヘッドフォンが備わっていて、前の座席のモニターでは映画などを視聴できますし、USBポートではスマホの充電もできます。
また、前の座席の下にはコンセントがあり、o型の変換プラグを利用すれば普通にパソコンも充電可能です!
機内に入って最初に驚くのが機内の照明で、ほかの航空会社とは違って紫色になっています。
なんだか神秘的な空間に入ったような感じで、より一層機内が綺麗に見えますね。
また、機内での過ごし方になりますけど、これは前のモニターで映画やドラマを見るのもいいですし、音楽を聴くのもいいと思いますが、個人的にはUSBやコンセントがあって充電ができるため、自分の持っているパソコンやタブレット、スマホなどで時間を潰すのがおすすめです。
というのも、私は帰りの便ではパソコンで映像の編集をずっとしていたのですが、約11時間の長時間フライトでも正直あっという間に感じました!
残念ながらWi-Fiを使うことはできないのでインターネットには接続できないのですが、それ以外のオフラインで出来ることでしたら、熱中していれば直ぐに現地に到着します。
それに関連して、動画配信サイトのNetflix(ネットフリックス)では、視聴したい動画をあらかじめダウンロードしておくと、オフラインでも観ることができますので、ぜひ沢山ダウンロードしておくことをお勧めします。
とにかくニュージーランド航空は綺麗で快適で画期的!
ちなみに、ANAやJAL以上に綺麗だと感じました♪
離陸からシートベルトサインの消灯
飛行機が実際に離陸したのは大体18:55分くらいだったと思います。
搭乗して自分の座る座席を見つけたら、まずは荷物を上の棚に入れるか前の座席の下に入れ、収納が終わったらシートベルトをします。客室乗務員がシートベルトをしっかりしているか見て回りますので、あらかじめ座席についた時にするようにしましょう。
そして、シートベルトサインが消えたのは19:10分頃でした。
離陸から約15分くらいでシートベルトを外すことができます。シートベルトサインが点灯しているか否かは、上のシートベルトサインが点灯しているかどうかを見れば一目瞭然です。
また、アナウンスがあると思いますが、たとえシートベルトサインが点灯していなくても、急な気流な変化などで突然揺れることも想像されますので、トイレに行く以外の時はなるべくシートベルトはしておくことが推奨されています。
入国カードの記入
シートベルトサインが消えてしばらくすと、客室乗務員がニュージーランドへ入国する際に必要となる入国カードの配布を始めますので1枚貰いましょう。
この入国カードは全て英語で書かれていますので、英語がわからない方は記入するのは難しいと思うかもしれませんが、実は座席の前のモニターではその記入例を確認することができるので、英語が読めなくても安心して記入することができます。
そして、ここではその入国カードの書き方について日本語で解説していきたいと思いますので参考に。
入国カードの情報は正しく記入するのはもちろんのこと、裏面のほうの税関&検疫(持ち込み)の情報に関しても入国時に確認されますので、間違いないようにしましょう。虚偽報告すると罰金等ありますので要注意。
機内で実際に配られる英語版
英語版を翻訳してある日本語版
※画像をクリック/タップすると拡大します
親切なことに日本語で丁寧に解説してくれていますから、不安な方はそちらを見比べて覚えていけば問題ないと思います。
ただ、ニュージーランドを観光旅行する人のために少し補足を書いていきたいと思います。
まずは国籍の欄ですけど、ここは「JAPANESE」と書くようにしましょう。「JAPAN」ではありません。(まーどちらでも大丈夫だとは思いますが…)
それから、ニュージーランドでの住所になりますが、ここは到着日に滞在するホテルなどの住所を記入しておけば問題ありませんので、前もってメモっておくことをお勧めします。
そして旅行者の場合は2aの欄は記入する必要がありませんので、そのまま2bの記入へ。
そして裏面。
ニュージーランドの入国審査は厳しいと言われていますが、厳しいのは入国審査そのものではなく、税関と検疫が厳しくなっています。
ニュージーランドは環境保護に非常に敏感な国ですので、登山用品の持ち込みや食べ物の持ち込みなど、目を見張っていますので、しっかり虚偽なく申告するようにしましょう。
「5」と「6」の欄は、持っていなければNOにチェックをつけ、持って入ればYESにチェックをつけましょう。ここに1つでもYESがついていると色々聞かれる羽目になりますが、正直にチェックしましょう。
ちなみに、テントなどの登山用品は土がついていないかなどをチェックするため預ける必要があり、済み次第返却されます。とにかく、登山用品などを持って行く場合には、土や砂がついていないようにしっかり洗って行くといいでしょう。(登山靴のみならチェックはありませんでした)
全ての記入が済んだら、一番下の欄に署名と日付を書いて終わりになります。署名は自分の名前を英語で書けばOK!
以下は私の記入例です。
入国カードは配られたら直ぐに書くのも良し、暇な時に書くのも良し、必ず機内で済ませておきましょう。
また、入国カードを書くのにペンが必要ですので、あらかじめ持って行くように!忘れた場合には、隣の人や客室乗務員に借りたりするのもアリですね。
夕食と朝食

夕食

朝食 食べる前に撮るの忘れた^ ^
機内での食事は2回になります。
1回目の夕食は、離陸して入国カードを配り終えた後で、2回目の朝食は消灯時間が終了して機内の電気がついて明るくなった後です。
朝夕ともにメニューとしては「和食」か「洋食」となっており、食事が配られる前にアナウンスでそれぞれの料理についての説明が英語と日本語であります。
そう!日本語での説明もちゃんとあるので、英語が全然わからなくても問題ありません。
そして、説明の最後に「和食を希望の方はチキンと、洋食を希望の方はビーフと、まわってきた客室乗務員に伝えてください」といった感じのアナウンスがありますので、あとで客室乗務員が一人ひとりに聞いてまわってきた際に、希望のほうを伝えるだけでOKです。
もし日本人の客室乗務員がまわってきたら日本語で「和食」と言っても大丈夫ですし、日本人以外の客室乗務員だったら「チキン」か「ビーフ」のどちらかを言えば伝わります。
ちなみに、私の場合は夕食が「和食(チキン)or 洋食(ビーフ)」で、朝食が「和食(フィッシュ)or 洋食(エッグ)」でした。
ニュージーランド航空は日本の航空会社ではないのに、親切に日本語でアナウンスしてくれるところが本当に素晴らしいと思いますね。これなら英語ができなくても問題ありません。
あとは、食事の前に飲み物を聞かれますので、好みのものを伝えればOKです。アップルとかオレンジとか。そして大体30分以上経った後、客室乗務員が食事の回収をし始めます。
気になる食事の味は?
さて、機内食の味ですが、ニュージーランド航空の食事は総じて美味しいと思います。
もの凄く美味しいとは言えませんが、他のヨーロッパ系の航空会社と比べればはるかに美味しいですし、決して「食べれない」ということは全然ありません(笑)
個人的には和食でも洋食でもどちらでも美味しいですが、もし不安なら和食のほうを選んでおけば間違いないですね。
あと、帰りの便では食後にアイス(レモンバニラ)も食べれましたよ♪
消灯
日本とニュージーランドの時差は3時間(サマータイム時は4時間)なので、時差ボケになることはありません。
そして、日本を出発してちょうど夜を挟んで翌朝にニュージーランドに到着するわけですので、普通に睡眠時間を取ることができてぐっすり寝られます。
一応、私が乗った便は消灯がちょうど21時で、点灯したのが2時50分頃(ニュージーランド時間ですと5時50分)、つまり約6時間は暗い中で寝れる計算になりますし、6時間も寝られれば十分ですよね。
消灯になると機内はかなり暗くなりますので、暗くないと寝れない人でも寝れると思いますし、必要ならアイマスクを持参すれば問題ありません。また、音に関しては飛行機ですから「ゴー」と常に聞こえる状況ですが、耳栓やイヤホンで対処できます。
消灯すると、どうしても座席の前のモニターが明るく、付けたまま寝てしまう人もいるのですが、そこは客室乗務員が寝ているのを見てきちんと消してくれていたりするので、そういう面でもニュージーランド航空はさすがだなと思いますね。
点灯から着陸
点灯したのが2時50分頃(ニュージーランド時間で5時50分)で、そこから約30分後くらいから朝食の提供が始まり、食べ始めてからこちらも30分後くらいに片付けになります。
ついでに、この頃すでに機内の外は明るくなり始めています。
片付けが終わるといよいよあと1時間程でオークランド国際空港へと着陸します。大体着陸の約30分くらい前になりましたらシートベルトサインが点灯し着陸態勢に入りますので、朝食が片付け終わってシートベルト着用サインが出るまでに飛行機をすぐに降りれるように支度しておきましょう!
あと、前の座席のポケットや座席のまわりに物を落としていないか確認したり、準備万端の状態にしておくといいと思います。もちろん、着陸態勢に入るとトイレに行けなくなってしまいますので、事前にしっかり済ませておくように。
着陸が近づくと、ニュージーランドの北島(オークランドよりもずっと上)に長ーく伸びる綺麗な海岸線を見ることができますし、着陸間際にはオークランド市内(スカイタワーや橋も!)も見ることができますよ。(こればかりは飛行経路にもよります)
また海岸線などを見たいのなら、左側の窓側の座席に座れば見れる可能性はあると思います。
そして無事に着陸したら、忘れ物がないかチェックして飛行機を降ります。
入国審査
到着したら、ここからは少し緊張する入国審査になります。
ぞろぞろと他の乗客と一緒に歩いて入国審査へと向かいますが、この際、間違えて乗り換えのほうに行かないように注意が必要です。ほとんどの乗客は入国しますので、皆さんに着いて行けば間違いないですし「Arrivals」のほうへ行けば大丈夫です。
さて入国審査ですが、飛行機のうしろの座席に座っていたりほかの国からの到着機が多いと長い行列を作ることになります。成田発の便は朝到着ですので、おそらくほとんど到着機がいないのであまり並ばずに済むと思われます。(私は3分くらい並びました)
ここで用意するのはパスポートと入国カードです!
順番が来たら検査官にその両方を渡し、運が良ければそのまま何も言われずに顔をチラッと見られたあとスタンプを押して審査完了に。運が悪かったり、検査官が疑問に思うことがあると英語で質問されますので、英語で答えなければなりません。
もし英語がわからないと、「もういいや!」という風に検査官が諦めてくれる可能性大。諦めてくれない場合、なんとか単語を繋げて喋ったり、連れの人がいる場合はその人に頼むといいでしょう。ま、話せないわかると「もういいよ」という感じで通してくれることが大半だと思いますが・・・。
基本的に入国カードを不備なく書いていて、なおかつ滞在日数などが通常である場合には、何も言われないはずです。こればかりは運ですね。
私の場合は、その日はニュージーランドに入国して翌日にクック諸島へ行くために出国する予定だったものですから、滞在日数を入国カードに「1日」と書いていました。
こうなると「1日の滞在!?おかしいぞ!」という風になり、あれこれ聞かれます^ ^
この場合は英語でしっかり説明できないと正直なかなか先へは進めないと思いますし、下手したら別室行きになってしまうかもしれません。
ですので、こういう1日滞在とか通常ではない場合には、英語での説明が必要になってくると理解していいと思います。
無事に入国審査が終わると、次は受託手荷物(預けた荷物)の受け取りになります。
乗ってきた便の荷物がどのレーンに流れるかはモニターなどに表示されていますので、見ればすぐにわかりますし、おそらく多くの乗客が集まっていると思います。
しっかり自分の荷物で間違いないか確認して取りましょう!
税関&検疫
受託荷物を取ったら、次は難関の税関&検疫になります。
一般的にニュージーランドの税関&検疫は他国と比べて厳しいと言われており、その理由はすでに書いたように、環境保護に国を挙げて全力で取り組んでいるからでして、自然環境を害する物に対しては徹底しています。
ですが、個人的な感覚としては、登山用具や食べ物を持ち込んでおらず、入国カードの裏側の「5」と「6」の欄が全てNOを選択している場合には、とくに聞かれることもありませんし、そのまま通れると思います。
まず、受託手荷物をピックアップして税関&検疫の場所へ行くことになりますが、ここでは列に並びます。なぜなら、日本みたいにほぼ素通りという形ではなく、入国審査みたいに検査官とひとり一人対面する必要があるからです。
ここで必要なのは入国カード!
カードをその検査官に渡すと、おそらくですが一度は何らかの質問をしてくると思われますが、もしかしたら先程紹介したように「5」と「6」が全てNOを選択している場合には、特に質問されないかもしれません。
これは検査官にもよりますし、その時の運次第ですが、確率的には割と高い確率で話しかけてきます。英語ができないと分かれば、そのまま通してくれるとは思いますが、なんとか言っていることを聞き取って身振り手振りで答える必要があるかもしれません。
どちらにしろ、「5」と「6」がNOなら普通に通れる可能性はあります。
そして、ここが終わると空港の到着口を出て無事にニュージーランド到着になりますし、登山用品などを持っていると、奥のところにある検査場で荷物をすべてX線検査にかけられて、検査官に色々聞かれることになります。ここでは英語ができないと苦労するかもしれませんね。
登山用品の場合
ニュージーランドで山登りをしたりキャンプをしようとテントなどを持っていく場合には、その検査場でテントは回収され厳しいチェックがあります。
テントなどに土や砂がついていないかをさらに別室で確認され、OKだった場合には戻されます。
この検査は少し時間を要しますので、その間、自分自身は残りの荷物を持ってそのまま空港の到着口を出てしまって大丈夫です。到着口を出たすぐ横に緑色で「Biosecurity」と書かれた小さな窓がありますので、出てからそこでテントを受け取る形になっています。大体20分前後ですかね。戻ってきたテントはおそらくぐちゃぐちゃになっていると思います(笑)
市内へのバスに乗車
市内へのバスが発車したのが8:43分でしたので、飛行機が8:12分着陸してから約30分で入国審査や税関&検疫が終わったことになります。
今回の私の場合、まず入国審査にほとんど並ばなかったことや、荷物は手荷物のリュックサックだけでしたので受託手荷物の回収もなければ、検疫での厳しいチェックもありませんでしたので、とてもスムーズに全ての箇所を通り抜けることができ、その結果30分ほどで空港から出てこれました。
通常ですともう少し時間がかかると思いますし、空港の到着ゲートが遠かったりするとさらに時間がかかります。
空港を出てからはタクシーを捕まえて市内へ向かうのも良し、バスに乗って市内へ向かうのもアリです。
料金的にもバスの利用がオススメで、しっかりバス内には大型荷物を置いておくスペースが確保されていますし、無料Wi-Fiにもメアドの登録だけで誰でも簡単に接続することができますので、オススメです。
ちなみに、バスのチケットは日本にいながらネット上の公式サイトから予約できて、スマホにチケットを表示させて乗ることができるので楽ですよ。
ニュージーランド航空まとめ
実際に成田空港からオークランド空港までのニュージーランド航空を利用した搭乗記を書いてみました。
もう何回も書いているかもしれませんが、日本からニュージーランドへの渡航なら間違いなくニュージーランド航空がオススメです。
もちろん、大手航空会社でありますし、日本とニュージーランドは長時間フライトになりますので、運賃的には往復10万円前後とそれなりに掛かってはしまいますが、それでも乗り換えがなかったりすることを考えれば、楽ですし快適ですので、初めて行かれる方や英語に自信がない方などはニュージーランド航空という選択肢1つだと思います。
最後になりますが、ここでニュージーランド航空の良い点と改善点をまとめて書いておきたいと思います。
良い点
・日本人乗務員がいる
・日本語のアナウンスがある
・日本人乗客が多い
・機内食が美味しい
・客室乗務員がフレンドリー
・機内が綺麗
・USBポートやコンセントがある
ざっと挙げるとこんな感じになります。
とにかく、ニュージーランド航空は日本人観光客の誘致に力を入れていますので、私たち日本人が安心して快適に乗れるように様々な工夫をしているのが随所に見受けられます。
搭乗者は往路復路ともに日本人のほうが多いですし、アナウンスも日本語でありますので、まるでANAやJALの国際線に乗っている感覚です。よって、これまでこの2社しか乗ったことがない人でも全然快適に過ごすことができますよ。
そして、個人的に特筆すべき点は、各座席にコンセントが備わっていることです。これにより、PC作業も機内で長時間することが可能ですので、時間を有効に使うことができるのです。
改善点
・機内Wi-Fiが使えない
私が思う改善点・不満な点は機内でWi-Fi(インターネット)が使えないことだけです。
すでにANAなどの国際線ではお金を払えば機内Wi-Fiを使えるため、さらに快適な空の旅となるのですが、ニュージーランド航空の日本路線ではまだ導入されておらず、おそらく数年後には導入されると思いますが、現在はネットができないのでそこが残念ですね。
約11時間の長時間フライトなわけですから、ネットが繋がばれば色々なことができるわですし、退屈せずに過ごせます。
ですので、ニュージーランド航空には一刻も早く機内Wi-Fiを導入してほしいです。
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