世界的にも治安が良いと評判のニュージーランドですが、果たしてその真相は?
ニュージーランドは基本的に治安は良いと思ってもらって大丈夫です。
外務省が出している世界の国治安情報なるものでも、特別危険地域に指定されているわけでもありませんので、渡航に関しては決して躊躇する必要はありません。
ただし、この治安が良いとは主に殺人など重犯罪の発生率などから書いていまして、実はニュージーランドでは命の危険を感じるような犯罪は少ないのですが、スリや窃盗、強盗などの犯罪は結構な頻度で起きているのです…。
置き引き・盗難
都市部に限らず全国で頻繁に起こっている盗難や置き引き。
盗難に遭う場所は様々で、「ホテルのロビーで荷物を置いた一瞬そばを離れた」、「荷物を公衆電話の横に置いたまま夢中で話していた」、「レストランで荷物をイスの背にかけておいた」、「バックパッカーズホステルで寝ている間に盗られた」、などちょっとした油断が盗難を許してしまいます。
また、長距離バスで移動中に荷物を盗まれた例もあります。
特に夜間、暗い車内では注意が必要ですし、図書館などの「安全」と言われる場所でも盗難が多発しているので絶対に居眠りは避けましょう!
対応策としては大きな荷物は足で挟む、ハンドブックは肩からたすきがけにしてさげる、レストランでは荷物から目を話さない、宿泊先では荷物に鍵をかけ、貴重品は身に着けるなどが考えられます。
一人歩き
都市部で暗い路地をひとりで歩くのは大変危険です。
窃盗や強姦事件は、こうした路地や人気の無い場所で起こることが多いのです。ニュージーランドでのレイプ事件は年間約5000件も起こっているので、女性の一人歩きは特に避けた方がいいでしょう!
車の窃盗
車の窃盗事件にも注意したい。
都市部では停めてある車の窓を割って車内に残したものを盗む、いわゆる車上荒らしも頻発しています。
具体的な対策としては鍵のかけ忘れをしない、人気のない路地に駐車しないで多少なりとも管理されたパーキングに停めるなどが挙げられます。
また、車内の目に付く所にガイドブックや地図など、すぐに観光客だと分かるようなものを残さないようにしましょう。
ニュージーランド警察本部が作成した日本語版安全パンフレットが、観光案内所などに置いてあるので参考にすると良いでしょう。
女性に対する誘惑
最近増加しているのが女性に対する誘惑です。特にワーキングホリデーや留学で滞在している女性の被害が増えています。
しばらく滞在して町の雰囲気に慣れてしまうと、ついつい注意をおこたりがちですが、やはり日本とは状況が異なることを肝に銘じるように。
共通している手口はカフェやクラブでカタコトの日本語で親しげに話しかけてくること。
アルコールに薬物を混入させ飲ませたあと強姦したうえに、クレジットカードや現金を強奪するようなケースも起こっています。ニュージーランドでは日本人女性は人気がありますが、自分の身は自分で守り、そして人物を見分ける賢明さが必要である。
治安に関する情報は以下参照
以下のページではより詳しく治安情報を紹介していますので、ぜひご覧ください。


トラブル
ニュージーランド旅行で想定されるトラブルについてです。
何かトラブルに巻き込まれたとしても、しっかり事前に対処法を頭の片隅にでも入れておけば、いざという時に役立ちます。
車の事故
ニュージーランドのハイウェイの制限速度は都市部で時速50km、郊外では時速100km。
車の数は日本より少ないとはいえ、アップダウンやカーブが多いことに加え、慣れない土地での運転は十分に注意しましょう。
日本人旅行者やワーキングホリデーメーカーが事故を起こしたり、巻き込まれる例も少なくありません。時速100km前後のスピードで事故を起こせば生命に関わるダメージを受けますしますので、脇見運転をしたりお喋りに夢中になったりしないようにしましょう!
また、山岳部以外は積雪がほとんどないとはいえ、冬期の夜間や早朝は路面が凍結することがあります。スピードを抑え車間距離をしっかりとって運転しましょう。
レンタカー運転中の事故
ニュージーランドの道路事情は比較的良く、交通量も少ないので走りやすいですが、交通事故の件数は多いのが現状です。
事故を起こしたらまずはレンタカーを借りる際に加入した保険の緊急連絡先と警察へ電話をして支持を仰ぎましょう。警察の事故証明は必ず貰っておくようにしましょう!
もし何かを失くしたら??
もし現金を失くしたら戻ってくる確率は低いです。
警察に盗難届けを出し、滞在費をどうするか考えましょう。
日本から送金してもらうかクレジットカードでキャッシングするか、対策を講じるしかありません。日本から送金してもらう場合は、近くにある銀行の支店宛に送金してもらう事も出来ます。
日本からは、銀行各支店のなかでも、外国為替取扱店に行けば海外送金の手続きをしてもらえます。送金日数は各銀行によって違いますが、2~10日ほど掛かります。
トラベラーズ・チェックを失くしたらまず購入時に渡される「T/C購入申込書」の控えを手元に置いて、T/C発行会社のリファンド・センターに連絡しましょう。紛失・盗難の状況を申告し、再発行手続きに必要な情報を得る。支持があった場合には警察に連絡して紛失・盗難届出証明書を発行してもらう。
「T/C購入申込書」の控えだけは、T/Cとは別の場所に保管しておくことが重要です。未使用のT/Cの番号が分かると再発行がスムーズに行われるので、旅行中は使用記録をつけるのがおススメです。なお、2ヶ所あるサイン欄のどちらにもサインしていないものと、両方にサインがあるT/Cは再発行してもらえないので要注意。
クレジットカードの紛失
クレジットカードを失くした場合もすぐにカード発行会社に連絡して、無効手続きをとること。紛失や盗難の届けが出ていればカードが不正使用されても保険でカバーされるのでカード番号などのデータと緊急時連絡先は控えておくこと。再発行にかかる日数は様々。
パスポートの紛失
もしパスポートをなくしたら、まずは紛失届出が必要です。
発行に必要な書類は、紛失一般旅券等届書1通、紛失届出を立証する警察署の発行した書類(ポリスレポート)、または消防署などの発行した証明書など、紛失届用と申請用の写真2枚、身元確認書類。
次に日本大使館・総領事館で旅券の失効手続きを行い、新規旅券の発行または、「帰国のための渡航書」の発給を申請する。
手続きをスムーズに進めるために、旅券の顔写真があるページと、航空券や日程表のコピーをとり、原本とは別の場所に保管しておきましょう。なお、発行に必要となる手数料は、現地通貨の現金でのみ支払い可能です。
帰国までに時間に余裕がある人は新しくパスポートを発行する。この際必要なものは上記のもの+戸籍謄本(抄本)+手数料(10年用パスポートは$250、現金のみ)。尚、発行には2~3週間掛かります。

航空券の紛失
航空券に関しては近年では紙の航空券ではなく、Eチケットが利用されています。
従来の航空券の代わりにフライトスケジュールが記載された旅程表(Eチケットお客様控え)が発行され、その用紙をチェックインカウンターに持っていけば搭乗券が発行されます。
Eチケットお客様控えは航空券の代わりに携帯することになりますが、コンピューター管理されているので、もし紛失してしまっても各航空会社、または購入した旅行代理店に連絡すればすぐに再発行してもらえるので、安全面でもメリットが多いです。
事故補償金制度(ACC)について
ニュージーランドには、国内で起こった事故によるケガの治療にかかる補償金や医療日を、国が補償するという制度(ACC)があります。旅行者やワーキングホリデーメーカーにも適用される補償制度ですが、全ての事故が対象となっているわけではありません。
基本的な支給対象は救急車(有料)を含む緊急時の交通費、治療費、入院費などです。補償請求は医師が申請をし、適用になるかはACCの判断に委ねられます。