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ニュージーランドでパスポートを紛失・盗難に遭ったら!?

ニュージーランドは比較的治安の良い国だと思いますが、強盗や窃盗に関しては発生率も非常に高くニュージーランド全土で毎日のように発生しています。

そして、少なからず日本人もその被害に遭っており、特にパスポートの盗難は北島の大都市オークランドでは特に多いと思います。

旅行者も留学生も滞在中にパスポートを盗まれる人が結構いるので、万が一盗まれてしまった後どうしたらいいのかを実際にパスポートを盗まれた経験から紹介したいと思います。



※以下、情報が古くなっている場合がありますので、最新情報は大使館の公式ホームページ等で各自ご確認ください

まずは盗まれないよう予防が大事!

ニュージーランドは日本ではない

まずはこれをしっかりと認識しておかなければなりません。

先程も紹介したように、ニュージーランドは日本と比べて遥かにスリや窃盗が多く、オークランドなどではちょっとした隙に盗難被害に遭ってしまいます。

例えば日本のスタバでは、レジで飲み物を購入する前に自分の荷物(カバン等)で席を確保する場合があるかと思いますが、ニュージーランドで同じことをしようものなら、盗まれてしまう可能性は非常に高いです。

ですので、自分は外国にいるということを常に認識しておきましょう!

パスポートを盗まれないようにするには、パスポートを出来るだけ持ち歩かないというのが基本になります。特に留学生など、夜のクラブに行った後そのままカバンの中などに入れておいたり、ポケットの中に入れっぱなしだったりする人が結構いますので、必ず必要のない時には家などで保管しておくようにしましょう。

どうしてもパスポートを携帯しないといけない場合には、カバンなどに入れるのではなく必ず肌身離さずしっかり身に付けておくことが大切です。

盗られないように普段から注意しておくだけで盗難に遭うリスクはかなり減らせます。

 

手続きしやすいように前もって準備しておく

もしパスポートを盗まれてしまったら、大使館や総領事館へ手続きに行かなければならないのですが、その際にパスポートのコピーがあると手続きがスムーズになります。コピーが出来ないようなら、せめてパスポート番号だけでもメモっておきましょう!

そして、パスポートのコピーと一緒に準備しておきたいのが自分の証明写真です。これは念のため複数枚用意しておくと良いでしょう。最低でも2枚は必ず必要になります。

もし、長期で滞在する場合には戸籍謄(抄)本も日本から持っていくと紛失時に役立ちますので持っていくことをお勧めします!

「パスポートのコピー」と「証明写真(2枚)」は万が一の時のために旅行や留学へ行く前に、日本であらかじめ用意しておくようにしましょう。



パスポートの盗難に遭ったらまずは警察署へ!


画像: BlueTeam

パスポートの紛失・盗難に遭ったらまずは早急に近くの警察署へ行き、「ポリスレポート(警察署が発行する紛失を証明する書類)」というものを発行してもらいましょう!

最初に大使館へ行ってもこのポリスレポートを先に貰ってきてくれと言われるだけなので、まずはこれを手に入れましょう。

警察署では「いつ・どこで・どのように紛失したのか?」など色々聞かれると思いますので、しっかり真実を話しましょう。もちろんニュージーランドの警察署なので日本語が通じる訳もなく、すべて英語での会話になりますのでここは頑張りどころです!

単語と単語を繋げて話せばちゃんと理解してくれるはず。

近くにある大使館か総領事館へ行く

警察署でポリスレポートを貰ったら、まずは紛失したパスポートの失効手続きをしなければなりませんので、近くの大使館や総領事館へ行きましょう。

そのあとは、まだ帰国までに滞在期間がある場合には新たなパスポートを取得し、数日後に帰国する場合は「帰国のための渡航書」というものを発行してもらう手続きをしてもらわなければなりません。

帰国のための渡航書を申請する

パスポートを紛失し、帰国までに時間がない人は「帰国のための渡航書」というものを貰わなければ帰国することができません。この渡航書を貰うための申請には以下が必要になります。

・渡航書発給申請書
・現地警察発行の盗難・紛失証明書、又は消防署等の発行した罹災証明書等
・盗難(紛失)届 (大使館所定の用紙)
・警察への届出書 1通 (届出書が交付されなかった場合、届出番号のみで可能)
・日本国籍を証明する書類 (旅券コピー等)
・写真(縦45mm×横35mm) 2枚
・航空券 (搭乗日や座席が確認されているものに限ります)
・発給に掛かる料金:2,500円相当の現地通貨

申請にはこれらをまとめて提出する必要がありますので、日本からは事前にパスポートのコピーと証明写真を持っていくと良いでしょう。

申請が済んで「帰国のための渡航書」を受け取ったら無事に日本へ帰ることができます。(新しいパスポートは日本到着後に再び申請する必要があります)

新しいパスポートを申請する

帰国までに時間がある人は新しくパスポートを申請することができますが、必要な書類が少し多くなります。また、新しくパスポートを発給するので、その分の料金も発生します。

以下が申請に必要なものです。

・紛失一般旅券等届出書
・一般旅券発給申請書
・現地警察発行の盗難・紛失証明書、又は消防署等の発行した罹災証明書等
・盗難(紛失)届 (大使館所定の用紙)
・写真 (縦45mm×横35mm) 2枚
・6ヵ月以内発行の戸籍謄(抄)本
・損傷した旅券 (所持している場合)
・身元確認書類 (日本の運転免許証等)
・発給に掛かる料金:10年間有効パスポートは16,000円相当の現地通貨、5年間有効パスポートは11,000円相当の現地通貨、12歳未満で5年間有効のパスポートは6,000円相当の現地通貨

新たにパスポートを申請する場合に、現地調達できないのが戸籍謄(抄)本です。

しかも、6ヵ月以内のものを用意しなければならないので、最悪の場合、日本から送ってもらう羽目になってしまいます。それには時間もお金も掛かってしまうので事前に準備しておくことをお勧めします。

申請後、新しいパスポートの受け取りには時間が掛かる場合がありますので、申請時にしっかり大使館や総領事館で確認しておきましょう。



在オークランド日本国総領事館

TEL: 09-303-4106
FAX: 09-377-7784
住所: Level 15, AIG Building, 41 Shortland Street, Auckland
受付時間(領事部): 月~金曜 09:00~12:00/13:00~15:30
休館日: 土~日曜、ニュージーランドの祝祭日と一部の日本の祝祭日

 

在ニュージーランド日本国大使館(ウェリントン)

TEL: 04-473-1540
FAX: 04-473-9559
住所: Level 18  The Majestic Centre  100 Willis Street, Wellington (PO Box 6340)
受付時間(領事部): 月~金曜 09:00~12:30/13:30~16:30
休館日: 土~日曜、ニュージーランドの祝祭日と一部の日本の祝祭日

 

在クライストチャーチ領事事務所

TEL: 03-366-5680
FAX: 03-365-3173
住所: 12 Peterborough Street, Christchurch (PO Box 13748 Christchurch 8141)
受付時間(領事部): 月~金曜 09:00~12:30/13:30~17:00
休館日: 土~日曜、ニュージーランドの祝祭日と一部の日本の祝祭日



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