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ニュージーランド南島の観光周遊モデルを紹介!


画像: In A Faraway Land

ニュージーランドは「北島」と「南島」に分かれている国でして、首都ウェリントンや大都市オークランドがあるのは北島で、星空で有名なテカポや人気No.1の観光地があるミルフォード・サウンドは南島になります。

個人的には南島のほうが断然好きですし、ニュージーランドの雄大な大自然を体感するなら「南島」を訪れることをお勧めします!

北島でももちろん大自然を体感することは可能ですが、どちらかと言うと南島のほうが雄大な自然が多いですし、人気観光地もたくさんありますので、北島か南島かどちらか選ばなければならない場合には「南島」に行くといいでしょう。

そんなニュージーランドの「南島」ですが、一体多くの人はどのような感じで南島を周遊しているのか、また、どのように周遊したら効率よくニュージーランドの大自然を満喫できるのか?

その辺のことをニュージーランドを一度も訪れたことのない人向けに紹介していきたいと思いますので、旅行を計画している人などはぜひ参考にしてみてください。

 

初めてなら大道ルートを通って観光すべき!


画像: Backpacker Guide NZ

これはニュージーランドに限った話ではありませんが、初めて訪れる国や場所を観光するなら、まずは大道となっているルートをまわるのがいいと思います。

いきなりディープでマイナーなルートをまわるのも良いですが、やっぱり大道となっているルートには誰もが感動するような有名な観光地などがありますので、初めて行くならその辺は見ておいたほうがいいですね!

ということで、ニュージーランドの大道ルートですが、これは「ゴールデンコース」とも呼ばれていて、南島を訪れるほとんどの観光客がまわるルートになっています。

このルートには、星空やミルキーブルー色の湖で有名な「テカポ」や、ニュージーランドで一番標高の高い山マウント・クックを間近に望むことができる「マウント・クック村」、そして起点となるクライストチャーチやクイーンズタウンなどがあります。

正直、このルートを通ればニュージーランドの魅力は十分満喫できますし、素晴らしいトレッキングコースを歩いたり、スリリングなアクティビティなども体験することが可能です。

 

大道ルートの紹介

南島の大道ルートは、クライストチャーチとクイーンズタウンを結ぶルートになります。

クライストチャーチは南島の玄関口にもなっており、オークランドから飛行機が飛んでいるため、日本からだと乗り換え1回で行くことができます。大手航空会社のニュージーランド航空とLCC(格安航空会社)のジェットスターがこの区間を運航しており、どちらも早めの予約で数千円から片道航空券があります。

また、クイーンズタウンもオークランドからの飛行機が飛んでいますので、同じくニュージーランド航空かジェットスターを使って行くことが可能です。

このルート間には、星空で有名で日本人にも人気なテカポなどがあり、クライストチャーチからクイーンズタウンまでは車で約6時間の距離です。レンタカーを借りるのも良いですが、一般的なのは長距離バスを利用する方法で、InterCityというバスがお勧め!(4千円くらいから予約可能)

このバスは、もちろん途中のテカポやマウント・クック村でも降りることができますし、1日に2便ほど運行していますので、自分の予定に合った時刻のバスに乗ればOKです。

InterCtiyは日本からでも公式サイトを通して予約することが可能で、数ヶ月先のバスも予約できますし、運が良ければ1ドルで予約できてしまうことも稀にありますので、ぜひチェックしてみてください!(このルートで1ドルはないと思いますが…)

ちなみに、このルートを通る場合には、個人的にはクライストチャーチからクイーンズタウンへ順に行ったほうがいいと思います。逆から行くのも全然アリですが、どちらかと言うとクライストチャーチよりもクイーンズタウンのほうがいい場所ですので、周遊の最後はクイーンズタウンのほうが気持ち的に楽しめます♪



大道ルートにある街と観光地


画像: newzealand.com

この大道ルートにある街と観光地を紹介したいと思います。

ここさえ押さえておけばニュージーランドの雄大な自然を満喫する上ではバッチリですので、南島を初めて訪れるのならぜひ以下の観光地や街を外さないようにしましょう!

 

・クライストチャーチ


画像: ywca.org.nz

クライストチャーチは多くの日本人も一度は耳にしたことがある街かもしれません。

ここは2011年に大地震が起こって、留学していた日本人も何人か亡くなってしまい、日本でもニュースで大々的に取り上げられました。

あれから数年はなかなか復興が進まず、荒廃した建物などはそのまま放置されていたのですが、今ではだいぶ復興も進んできていてかつての活気を取り戻しつつあります。

ここには素敵な教会や大きな植物園があったり、1日観光すれば十分な街です。(個人的にはですが…)

オークランドから朝に飛行機でやって来てその日は観光、翌日の朝に長距離バスで出発するとちょうどいいかもしれません。

 

・テカポ


画像: NewZealand.com

クライストチャーチからテカポまではバスで約3時間です。

昼間は、ミルキー色をした「テカポ湖」や湖畔に建つ「善き羊飼いの教会」を観光、さらに街全体を見渡すことができる「マウント・ジョン展望台」に登ったり、麓にあるスパに入ってゆっくりするのもいいですね。

そして、ここテカポの最大の魅力は夜でして、テカポはニュージーランドで一番綺麗な星空を観察することができる場所として有名で、ここの星空を世界遺産にしようとする動きもあります。(もうずっと言っていますが…笑)

街にある家や建物は、夜になると灯りを出さないようにカーテンをしたり、街灯も光を広げさせないようにカバーがしてあったりして、街全体で星空を観察できるように努めているのです。

その甲斐あって、街の真ん中であっても晴れていれば綺麗な星空を観察することができ、天の川や流れ星まで見ることができます。(運が良ければオーロラも!?)

また、星空観察のツアーも実施されていて、マウント・ジョン展望台に車で行ってそこの頂上から星空を観察することもできます。

テカポへの滞在は1泊すれば十分ですが、星空は晴れていなければ見ることができないため、個人的には念のために2泊以上することをお勧めしたいですね。せっかくならココの星空は見ておきたいです!

 

・プカキ湖


画像: DoC

テカポから少し進んだところに「プカキ湖」と呼ばれるテカポ湖に似た湖が現れます。

こちらは実はテカポ湖よりもミルキーブルー色をしており、しかも、湖のバックにはニュージーランドで最も標高の高い山「マウント・クック」が聳えており、とても素晴らしい光景を見ることができます。

ここには街はなく、写真撮影できるように車を停めることができるスペースが設けられています。長距離バスはここのプカキ湖で休憩時間となり停車、乗客はトイレに行ったり写真撮影したりすることができます。

特にお店などはなく景色を楽しむ場所になりますね。

 

・マウント・クック村


画像: In A Faraway Land

個人的にとても好きなのがココ「マウント・クック村」になります。

意外と素通りしてしまう観光客やツアーが多いんですけど、それもそのはず、場所が大道ルートから少し外れた場所に位置しているため、「何もないや!」って通り過ぎてしまうんですよね(笑)

しかし、先程紹介したプカキ湖の横からニュージーランドで最も標高の高い山「マウント・クック」の方角へ車を走らせると、雄大な自然に囲まれた素晴らしい場所に小さな村があるのです。

ここはいくつかの宿泊施設などが集まっているだけで、YHAなどのバックパッカー向けの宿もあれば、ハーミテージホテルのような高級で景色抜群のリゾートホテルまであり、できれば1泊ここに滞在することをお勧めします。

過ごし方は主にトレッキングコースでのトレッキングです。

ここにはフッカー・バレー・トラックといって、360度雄大な自然のなかを歩くことができる初心者向けのコースがあります。まさに上の写真が、そのコースで最も綺麗にマウント・クックが見れる場所になりますが、このような景色を見ながら歩くトレッキングは本当に最高ですよ!

晴れていればマウント・クックが綺麗に見えますし、カメラ必須の場所になりますね。

ちなみに、クライストチャーチ〜クイーンズタウン間のバスは、時間帯によってはここ「マウント・クック村」に寄ることもあれば寄らないこともありますので、その辺は予約する時にしっかり確認しましょう!

 

・クロムウェル


画像: cluthariverguardian.blogspot.com

テカポやプカキ湖を出発して数時間走らせるとクロムウェルを通ります。

現在、ここは果物栽培が盛んで、季節ごとに色々な果物が手に入ります。トイレ休憩がてら果物を売っているお店にバスが泊まってくれることもあり、運がよければ買うことができます♪

また、この辺りは秋になると紅葉が綺麗ですので、その様子もバスの中から見ることができます!

バスで行く場合には単なる通過点に過ぎませんが、もしレンタカーなどを借りるのなら、この辺り一体をドライブしてみるのもいいと思いますね。

 

・クイーンズタウン


画像: Lawrence Murray

「女王が住むのにふさわしい」として名付けられた街クイーンズタウン。

ニュージーランドのなかでどの街が一番好き?と尋ねられたら、間違いなくこの街の名前を挙げます。

ワカティプ湖畔にある小さな街ですが、雰囲気がとてもよく、美味しいアイスクリーム店やハンバーガー屋(ファーグバーガー)があり、滞在するのにはとても適しています。

また、この辺りはアクティビティも豊富で、ショットオーバー渓谷でのジェットボートやバンジージャンプはニュージーランドで一番のお気に入りアクティビティとなっています。これはぜひ体験したいです!

ワナカや紅葉が綺麗なアロータウンへのアクセスもすぐですし、ここからバスに乗って逆にテカポやクライストチャーチへ行くこともできます。空港もありますので、南島周遊旅の最後はその空港からオークランドに戻ることになります。

また、ここクイーンズタウンはあの人気No.1観光地「ミルフォード・サウンド」への玄関口にもなっていまして、ミルフォード・サウンドの多くのツアーではこの街からスタートします。(ツアーはリアル・ジャーニーズがお勧め!)

ここには登山・トレッキング用品店などもありますので、装備を揃えることができます。

クイーンズタウンの一番のおすすめスポットは、山の上から街全体を見渡せる絶景ポイント!

ここから見る景色は本当に格別です。

この街は滞在するのにとても快適ですので、南島周遊ではぜひ最後に訪れるようにしましょう。

 

・ミルフォード・サウンド


画像: Real Journeys

人気No.1観光地で、ニュージーランドに観光に来た人の多くが訪れる場所が、ここ「ミルフォード・サウンド」になります。

ミルフォードとは氷河が創り出した地形のことを呼んでおり、サウンドは「入り江」を意味しています。

ここへは通常、クイーンズタウンやティアナウからツアーで来て日帰りで帰ります。ツアーの場合はほとんど移動で、実際にミルフォード・サウンド内を船でクルーズするのは2〜3時間。クルーズが終わったらそのまま同じ道を数時間かけて帰るのです。

また、ツアーでもミルフォード・サウンド内に1泊するツアーもありまして、この場合は船に部屋(個室)が付いていて、そこで快適に過ごすことができます。朝晩の食事はもちろん提供されますし、日帰りツアーではできない「ミルフォード・サウンド内でカヤック」なども楽しむことも可能なのです!

さらに、朝晩は昼間と違って無音のミルフォード・サウンドを体験することができ、至福のひとときを過ごすことができるのです。最後は海に出てそこでアザラシなどを観察。滝などを見ながら船着場へと戻ります。

日本人でミルフォード・サウンドに行ったことのある人の中には、「大したことなかった」という感想をたまに口にする人がいますが(笑)、どう感じるかはその人次第ですね。

二度行く必要はないと思いますが、まだ訪れたことのないなら一度は訪れるべきだと思います。「これぞ、ニュージーランドの雄大な景色!」というような圧巻な大自然を味わうことができますよ。

おまけに、ティアナウという街からミルフォード・サウンドに至るまでの道中も、日本では絶対に見れない圧巻なスケールの自然を間近にすることができます。

 

大道ルートのまとめ

以上、大道ルートをまわれば基本的にはニュージーランドの大自然は満喫できるかと思います。

細かく言えばほかにも訪れるべき場所はあるのですが、沢山まわるとお金も時間も必要ですので、最低限に抑えたいのなら、ぜひこちらの王道のゴールデンルートを周遊してみてください!



少しマイナーな場所も周遊してみてる!


画像: Dreamstime.com

これまで紹介してきた王道ルートは観光客が多く、とくに夏のオンシーズンにもなると某国の団体ツアーなどが大挙してやってくるため、なかなかゆっくり観光することができないかもしれません。(景色に人が映り込むなど…)

しかし、この王道ルートを一歩外れれば観光客の数も一気に減り、快適に旅行できることは間違いありません!

では、一体王道ルートから外れたルートはどこかというと、南島の北側を周遊するルート南島の南側を周遊するルートになります。

王道ルートは真ん中を通るルートですので、基本的にコースは重なりません。

 

北側のルート①

起点はクライストチャーチになります。

オークランドからは国内線を利用すればクライストチャーチ以外の場所にも行けますが、今回は一応クライストチャーチを拠点にしたルートを紹介したいと思います。

このルート上には、野生のオットセイなどを間近に見ることができる「カイコウラ」や、北島と南島とを結ぶ港町「ピクトン」、芸術の街「ネルソン」、景色が素晴らしい「アーサーズ・パス」などがあります。

もちろん1日では周遊することはできず、最低でも2泊は必要になると思います。ネルソンあたりで数日宿泊するのがおすすめ!ネルソンから車を走らせれば「タスマン国立公園」などもあり、シーカヤックなどのアクティビティが人気です。

ネルソンからはグレーマスに向かって海岸線を通ってもいいですし、山ルートを行ってもいいと思います。海岸線には「パンケーキロックス」というパンケーキのように重なって出来た珍しい岩を見ることができ、一応観光地になっていることもありますので、海岸線を通るルートがお勧めです。

そして、グレーマスからは山の間を通ってクライストチャーチへと戻ります。

 

北側のルート②

こちらのルートも結構おすすめです!

クライストチャーチからネルソンを通り、まずはグレーマスへと向かいます。そして、そこから海岸線をそのままひた走り、氷河クルーズなどを楽しめる「フランツジョセフ」や、静かで落ち着いた雰囲気がある「ワナカ(湖)」、紅葉が綺麗なアロータウンなどを通ってクイーンズタウンに到着するルートです。

このルートは穴場的なルートですが、クライストチャーチもクイーンズタウンも行けて、さらに「フランツジョセフ」などにも行けてしまうという、なかなか素晴らしいルートです!

最後、クイーンズタウンから「マウント・クック」や「テカポ 」を通ってクライストチャーチまで帰れば、もうニュージーランドの南島はほぼ制覇したと言えますね。

氷河クルーズは日本ではできない体験ですので、ぜひやってみることをお勧めします。

 

南側のルート①

こちらはクイーンズタウンを起点に、南端の街「インバーカーギル」や町並みが美しい「ダニーデン」、さらに海岸に不気味な岩が点在する「モエラキ・ボルダー」へ行き、最後クイーンタウンに戻ってきます。

このルートなら、有名で人気No.1観光地「ミルフォード・サウンド」や、超穴場的でミルフォード・サウンドと同じようにフィヨルドのクルーズがある「ダウトフル・サウンド」、ダウトフル・サウンドへ行く途中にある「マナポウリ発電所」、野生のキウィなどがいる「スチュワート島」、そして先程紹介した「モエラキ・ボルダー」など、観光客が割と少ないマイナーな場所を観光できます。

特にクイーンズタウンよりも南は人が少ないですので、本当に穴場です!

 

南側のルート②

時間とお金に余裕があるなら、こちらのルートはとてもお勧めできます♪

出発と到着はクライストチャーチで、まずはテカポなどを通ってクイーンズタウンへ行く王道ルートを走ります。そして、クイーンズタウンからはルート①と同じく南下していき、インバーカーギルやダニーデンを通って海岸線で「モエラキ・ボルダー」を見ながらそのままクライストチャーチへ!

このルートは南島の主要な観光地や街にほとんど行けるので、ぜひレンタカーなどを借りて行くといいと思います。

 

マイナールートのまとめ

一部王道ルートを通るルートも紹介しましたが、クライストチャーチ〜クイーンズタウン間のルート以外は本当にマイナーで穴場的なルートになり、そのルート上にある街や観光地は比較的空いています。

個人的に特におすすめしたいのは南側ルート②で、その次に北側ルート②になります。

「人とは違うところに行きたい!」だったり、「静かにゆっくり観光したい!」という人は、ぜひマイナーなルートを観光してみるといいと思います。



全体のまとめ

冒頭のほうでも書きましたように、もし初めてニュージーランドの南島を訪れるなら、まずはクライストチャーチからクイーンズタウンへと至る王道ルートを行くことを強くお勧めします。

やっぱりこのルートは南島の魅力がぎっしり詰まっていると思いますし、正直ここだけでもニュージーランドの雄大な自然を十分満喫することができます。

そして、もし時間やお金に余裕があるのでしたら、王道ルートを含めたマイナーなルート(北側と南側は好み)にも行ってみると、また違った自然を体感することができますよ!

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