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【基本情報】ニュージーランドの出入国

日本からニュージーランドへ行く際の「出入国」に焦点を当てて紹介していきたいと思います。

出入国に関しては、海外へ行く際には非常に重要になりますし、もしものことがないように事前にしっかり注意事項等を頭に入れておく必要があります。



これら紹介する情報は最新ではない可能性があります。上記の情報はあくまで参考程度に見ていただき、最新情報は公式ホームページ等で各自ご確認ください。

日本を出国する際の流れ

①出発空港に到着

日本からは成田空港、羽田空港、関西国際空港(季節限定)の3つの空港からニュージーランドのオークランド国際空港へと行くことができます。

チェックイン時刻は通常出発の2時間前からですが、不安な人は余裕を持って到着するようにしましょう。

②搭乗手続

利用する航空会社もしくは旅行代理店のカウンターにてチェックイン。航空券もしくは引換証、パスポートを係員に渡します。手続き後、搭乗時刻とゲートについて案内を受け、同時に持ち込み手荷物以外を預けてクレームタグを受け取ります。

③手荷物検査

ハイジャック防止のため金属探知機、持ち込み手荷物X線検査を受けます。X線で悪影響を受ける可能性があるものは、必ず持ち込み手荷物へ移動させておきましょう。刃物類、スプレー類は機内預け荷物に入れること。バッテリー類も手荷物の方へ。

④税関

日本からは外国製の時計、カメラ、貴金属などの高価な品物を持ち出す場合は、「外国製品の持ち出し品」に記入し、係員に提出する必要があります。もし申請を怠った場合には、罰金などが科せられる可能性もありますので、必ず申告するようにしましょう!

⑤出国審査

パスポートと搭乗券を係官に提示する必要がありますので、あらかじめ用意しておきましょう。出国審査はほとんどの場合何も聞かれることはありませんので、そのまま通る形となります。

⑥搭乗

搭乗までラウンジで休んだり、免税店でショッピングしたりできますが、案内された時刻に遅れずゲートに集合するようにしましょう。搭乗開始は通常出発時刻の30分前からとなっています。

 

ニュージーランドの入国に関して

機内で「入国カード」が配られるので、到着するまでに記入を済ませておくようにしましょう。

放牧国ニュージーランドでは口蹄疫や狂牛病感染阻止のために、検疫は非常に厳しくなっています。従来の持ち込み禁止品に加え、持ち込む全ての食品に対して申告が必要です。クッキー、せんべいなどのスナック類も必ず申告するようにしましょう。申告は「入国審査カード」の質問のYES欄にチェックを入れ、到着後に検査官の前でそれらを見せるか、口頭で説明すればOKです。

食料を持参したのにしていないと申告し、見つかった場合にはその場で多額の罰金が科せられてしまいます。また、「入国審査カード」には荷造りは自分でしたかという項目もありますが、これは上記の内容確認のためや麻薬などの持ち込み禁止物がないかどうかチェックをするための項目です。

罰金や没収などの事態を避けるためにも、持ち込み禁止・制限について事前に把握しておきましょう。持ち込み禁止・制限と申告義務については ニュージーランド関税庁のウェブサイトを参照してください。

 

ニュージーランドの出国に関して

空港へは2時間前くらいに到着するようにしましょう。

搭乗手続きを航空会社のカウンターで済ませ、出国カードに必要事項を記入します。その後、出国審査でパスポートを提示しチェックを受けるのです。

日本からの出国と同様に、ニュージーランドを出国する際も機内への液体物の持ち込みには制限がありますので事前に確認しておく必要があります。お土産で購入したワインなどは機内預け手荷物に入れましょう!

 

日本の入国に関して

機内で配られる「携帯品・別送品申告書」に記入します。

これは免税の範囲や別送品の有無に関わらず提出する必要があるので、帰国便の機内または日本の空港で入手して必ず記入しなければなりません。

入国審査では、パスポートを提出しチェックを受けます。生果実、野菜、生肉を持ち帰る場合には、検疫カウンターで検査を受けることになっています。

機内預け手荷物を、搭乗便名が表示されているターンテーブルからピックアップ。荷物を受け取ったら税関手続きへ移動します。免税範囲内の場合と、免税範囲を超えている場合では検査台が分かれているので注意しましょう。

このとき、携帯品・別送品申告書も提出する必要があります。

別送品がある場合は2通を関税に提出。確認印が押されて1通控えを渡されますが、これは後日別送品を受け取る際に必要になるので保管しておきましょう。免税範囲を超えている場合には、用紙をもらい窓口で税金を支払います。



ニュージーランド免税範囲(17歳以上の旅行者)

ニュージーランド入国に際して、17歳以上の旅行者であれば、一定の範囲で酒類・タバコ類を免税で持ち込むことができます。免税範囲については、ニュージーランド関税庁のウェブサイトを参照してください。

酒類

アルコール飲料はビールまたはワインが4.5ℓ、リキュールまたはその他のアルコール飲料は1125ml以内のボトル3本まで。

タバコ

200本まで。葉巻は50本、刻みタバコは250g。ほかは合計金額$700相当額までの物品。

 

ビザ(査証)とパーミット(滞在許可)

ニュージーランドに到着すると、まず入国審査があります。

ここで、滞在日数プラス3ヶ月以上の残存期間がある有効なパスポートを提示します。出身国によって規定は異なりますが、通常、日本国籍の人が観光目的でニュージーランドを訪れる場合、3ヶ月以内の滞在ならビザは必要ありません

 

ビザが免除される場合

• ニュージーランドおよびオーストラリアの国民もしくは永住権保持者
• オーストラリアのパスポートを所持するオーストラリア国民
• イギリス国民およびイギリスのパスポート保持者でイギリスで永住権を保持していることが証明できる者(6ヶ月まで滞在可)
• 「ビザ免除協定」対象国の国民(日本人旅行者はこれに該当します。3ヶ月まで滞在可)

 

ビザ免除協定対象国からの訪問者の場合、下記の書類が必要です。

• 次の旅行目的地への航空券(往復航空券ならOK)、またはそれを証明するもの(E-チケットなど)
• 滞在資金に関する証明または滞在資金の保証書(1ヶ月につき1人あたりNZ$1,000 )

 

※日本語で概要を知りたい場合は、ニュージーランド大使館の日本語サイトwww.nzembassy.com/ja/日本/ニュージーランドへの渡航を参照してください。

 

ワーキングホリデー

ワーキングホリデー・ビザは現地で働きながら滞在できるビザになります。(年齢や滞在期間、就労に関して制限があります)

長期間ニュージーランドに居住したい場合は、技能者部門で永住権を申請してください。永住権が取得できれば、移住・就労が可能になります。

オーストラリアを経由してニュージーランドへ行くつもりでしたら、場合によってはオーストラリアのビザが必要です。詳しくは旅行代理店か航空会社に問い合わせてください。

ニュージーランドを経由して他の国へ行く場合、例外として特に認められている場合を除き、乗り継ぎビザが必要になります。

ニュージーランド入国に関してはニュージーランド移民局のウェブサイトを参照してください。

 

ペット

特定の条件を満たせば、犬・猫をニュージーランドヘ持ち込むことができます。ペットの持ち込みについては、ニュージーランド・バイオセキュリティ庁のウェブサイトを参照してください。



出入国に関するQ&A

国際空港はどこにありますか?

ニュージーランドの主な国際空港は北島のオークランドウェリントン、南島のクライストチャーチになります。その中でも世界各国からのフライトが乗り入れている国内最大規模の空港がオークランド国際空港です。日本からの直行便はこのオークランドに発着しています。

また、オーストラリアからのフライトは、北島のハミルトンとパーマストン・ノース、南島のクィーンズタウンとダニーデンの各空港にも発着しています。

オークランド空港から同市内までは車で40分ほど、ウェリントン空港とクライストチャーチ空港から各市内までは車で20分ほどです。

日本からの直行便はありますか?

日本とニュージーランドを結んでいる唯一の直行便を運行しているのが、ニュージーランド航空になります。フライト時間は東京からオークランドまで約11時間となっています。

ニュージーランド航空公式サイト

どの国を経由できますか?

日本からニュージーランドへの経由地として人気が高いのは、オーストラリア、アジア諸国、そして南太平洋の島々です。具体的には、オーストラリア、韓国、香港、タイ、シンガポールなどです。南太平洋諸国のフィジーやニューカレドニアも経由地として利用できます。

直行便と比べて時間がかかり効率的でないのが欠点です。しかし、航空券によっては料金が安さかったり、経由地に滞在することもできるため、1回の旅行で2つの国を旅行できるのが嬉しい点です。

パスポートの残存期間は?

ニュージーランドへ入国するのに必要なパスポートの残存期間は滞在期間プラス3カ月間です。出発前にパスポートの有効期限を必ず確認しておきましょう。

もし、残存期間が足りないようなら、住民登録をしている各都道府県のパスポート申請窓口へ。パスポートの申請をしてから受領までには1週間ほど(土・日・休日を除く)かかるので、余裕を持って早めに確認しておきましょう。

旅行にビザは必要ですか?

旅行の期間によりますが、日本のパスポートを持っている人なら3カ月以内であればビザは必要ありません。ただし、ニュージーランドを出国するための航空券を持っていることが条件となります。そのため、もしそのまま日本へ帰国するのではなく、どこか違う国へ行く場合はその国への航空券を持っている必要があるのです。

滞在が3カ月以上になる場合は、観光ビザが必要になります。観光ビザは、最長9カ月までの取得が可能です。1年間かけてゆっくりとニュージーランドを旅行しようと計画しているのなら、ワーキングホリデービザを取得するのも良いかもしれません。

日本から持ち込めないものはありますか?

ニュージーランドでは以下のものは、持ち込みが禁止されています。

・ 銃器、飛び出しナイフ、剣、刀、防御スプレー
・ わいせつ物(ビデオ、フィルム、レコード、CD-ROM、出版物)
・ 不法薬物、薬物用品
・ 絶滅の危機に瀕する動植物および関連商品

ニュージーランドに持ち込める免税品の規制はありますか?

17歳未満のアルコールやタバコの持ち込みは禁止されています。そのほか以下の規制があります。

・ スピリッツやリキュール類(ウイスキーや焼酎など)は1本まで(1125ml)
・ 日本酒を含むワイン類やビールは4.5ℓまで
・ 紙巻タバコは20本、刻みタバコは250g、葉巻は50gまで。またはこの3種類の合計250gまで。
・ 個人使用の品物は総額NZ$700まで

ニュージーランドへの持ち込みで申告が必要なものは何ですか?

世界でも有数の農業国である上、自然環境の保護を掲げるニュージーランドでは、入国時に厳しい検疫検査を行います。特に、害虫や動植物の病害のリスクを持つ食料品、動植物を使った製品などは必ず申告しなければなりません。

特に気を付けたいのが食料品。生ものだけでなく、乾物やお菓子など、食べ物はすべて検疫検査の対象に含まれます。忘れがちなのが、服のポケットや手荷物に入っているキャンディーやガム、そして機内食で出たクッキーなど。必ず申告するか、検疫検査の前の巨大なゴミ箱に捨てましょう。

正直に申告すれば何の問題もありませんが、申告し忘れたり嘘の申告をするとその場でNZ$200の罰金、場合によっては禁固刑となります。有名ハリウッド女優でも、手荷物の中に入っていたリンゴとオレンジを申告し忘れたため罰金となったほど、ニュージーランドの検疫検査の厳しさは有名です。

正確に申告するためにも自ら荷造りをして、申告の必要があるものはまとめておくと検査がスムーズに進むでしょう。

出国税はかかりますか?

クライストチャーチ空港では、出国審査に入る前に銀行の窓口でNZ$25の出国税を支払います。なお、オークランド空港では航空券に出国税が含まれているので別途支払う必要はありません。

日本へ持ち帰る免税品の規制はありますか?

・タバコは200本まで。
・酒類は3本まで(1本=760cc)。
・香水は2オンスまで(約60ml)
・アルコール類やタバコ、香水以外の免税品で20万円まで

免税範囲を超えている場合は申告書を提出し、所定の窓口で税金を支払います。

・ワイン、ビールは1本(750ml)につき150円
・リキュール、焼酎などは1本(750ml)につき225円
・ラム、ジン、ウォッカは1本(750ml)につき300円
・ブランデーは1本(750ml)につき350円
・ウィスキーは1本(750ml)につき375円

機内持ち込み手荷物に制限はありますか?

2007年3月31日より、ニュージーランド発の国際線に対して、機内持ち込み手荷物の制限が強化されました。下記概要を参考にして下さい。

・あらゆる液体(ジェル及びエアゾールを含む)は100ml以下の容器に収めること
・その容器は1L以下のジッバー月透明プラスティックの袋に入れること
・プラスティックの袋の大きさは20cm x 20cm もくしくは8インチx 8インチであること
・プラスティックの袋を持ち込める数は1人1つとする (お子様も同様)
・検査場で検査員に見せる時はこのプラスティック袋は閉じた状態で見せる

医薬品やベビーフード、ベビーミルク等について原則としてその必要性を証明する書類が必要となりますが、検査員の判断により機内持ち込みを許可される場合もあります。

また、上記「液体」の定義については細かいルールがありますのでご出発前にご自身で確認してください。

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