交通機関

飛行機

日本とニュージーランドを結ぶ航空便には、直行便と、アジア諸国やオセアニアに立ち寄る経由便がある。直行便は経由便に比べて短時間でアクセスでき便利だが、料金は経由便より高め。予算やスケジュールと相談して航空会社を決めよう。

 

直行便の場合

日本からニュージーランドへの直行便は、成田国際空港からオークランド国際空港まで所要10時間50分。クライストチャーチ国際空港まで11時間30分。関西国際空港からオークランドまでは所要10時間55分。

ニュージーランドから日本への直行便はオークランドからのみ。ニュージーランド航空による運航で、すべて日本航空との共同運航便となっている。フライトスケジュールなど、状況は変更されることがあるので必ず事前に確認しよう。

 

経由便の場合

ジェットスター航空、カンタス航空、シンガポール航空、タイ国際航空、大韓航空、キャセイパシフィック航空などが、経由便を運航している。

カンタス航空の場合、オーストラリアのシドニー、ブリスベンを経由。マレーシア航空の場合、マレーシアのクアラルンプール経由という具合に、オセアニア系の航空会社はオセアニア経由、アジア系の航空会社はアジア経由となる。

 

機内預け手荷物

ニュージーランド航空を利用する場合の受託手荷物は、国際線、国内線とも、ひとり23kg以内のものを1個(縦+横+高さの総寸法158cm以内)までという制限がある。幼時にも同伴者と同様の許容量が適用される。

また、ベビーカーやチャイルドシートは無料で預けることが出来る。許容量を超える手荷物(32kg未満)を預ける場合は、個数と目的地に応じて超過料金が発生する。ゴルフクラブ、スキー、スノーボード、自転車、サーフボードなどのスポーツ用品は、通常の手荷物と同様に扱われる。

国際線の場合、スポーツ用品1点目は超過料金が半額になる。そのほかの詳細は、格利用航空会社に問い合わせのこと。

 

機内持ち込み手荷物

ニュージーランド航空の国際線エコノミークラスもしくは国内線を利用する場合、機内持ち込み手荷物はひとり7kg以内、総寸法は118cm以内(リンクサービスは105cm)で個数は1個まで。

許容量を超える手荷物を預ける場合は、超過料金が発生する。ノートパソコンやカメラなどは身の回り品として、手荷物のほかに持ち込むことが出来る。また、国際線においては100ml以上の容器に入った液体物の機内持ち込みが制限されている。

ただし、100ml以下の容器に入った液体を、縦と横の長さの合計が40cm以下のジッパー付きのプラスチック製の袋(ひとりにつき1枚)に入れれば持ち込むことが出来る。詳細は国土交通省へ問い合わせのこと。

 

機内に持ち込めないもの

万能ナイフやハサミなどの刃物、スプレー類(ヘアスプレー、虫除けスプレーなど)は、機内預け荷物に。ガスやオイル、キャンピング用ガスボンベは機内預け荷物に入れても輸送不可(帰国まで空港預かりとなる)。

 

自転車を飛行機で運ぶ場合

飛行機に自転車を持ち込む方法は、国際線でも国内線でも基本的に同じ。分解するなどして自分の手荷物としてチェックインするのが最もポピュラーで簡単な方法だろう。自転車は以下のように的確に梱包されている場合は、受託手荷物の許容範囲内で預かってもらえる。

①ハンドルとペダルを内側に折り曲げる、もしくは取り外す。
②自転車をビニール類、ダンボール、自転車専用ケースなどに入れる。
③必要に応じてグリース(油)がほかの手荷物に付着しないようにチェーンをカバーする。特にタイヤの空気を抜く必要はない。

 

ニュージーランド国内の飛行機

ニュージーランドの面積は日本よりひと回り小さいとはいえ、主要な観光ポイントは国内各所に点在している。限られた日数で効率よく見どころを回るためには、国内線の飛行機利用も一つの手段。空の旅は、変化に富んだニュージーランドの地形を空から楽しめるという点でも魅力的だ。

ニュージーランド航空、ジェットスター航空の便が主要都市間を結んでいる。この2社に提携航空会社を加えた、地方都市を含めきめ細かな国内線航空ネットワークを上手に利用しよう。

 

・ニュージーランド航空

日本から国際線のキャリアとしてよく使われているのが、ニュージーランド国内の路線も多い。参加の中小航空会社の路線はエア・ニュージーランド・リンクと呼び分けているが、これらも事実上ニュージーランド航空のフライトとまったく同様に予約し、利用することができる。

 

・ジェットスター航空

オーストラリアとニュージーランドを拠点に運行しているジェットスター航空が、カンタス航空とのコードシェア便を運航。オークランド、ウェリントン、クライストチャーチ、クイーンズタウン、ダニーデンの5都市間で国内線を運航している。

 

国内線航空券の購入方法

・日本国内で手配する

出発前に国内線を利用する予定が決まっている場合では、日本からの国際線チケットを手配した旅行会社に一括して頼むのが基本だ。この方法が最も簡単で、なおかつ確実に割引運賃が適用されるメリットがある。また、ジェットスター航空などローコストキャリアの航空券は低価格な運賃が魅力で、オンライン予約できる。

 

・便利な周遊パス

ニュージーランド航空では「スターアライアンスサウスパシフィックパス」いうクーポン式の周遊パスを販売している。このクーポンはスターアライアンスグループ会社のニュージーランド行き航空券を持っていれば購入できる。ニュージーランド国内はもちろん、オーストラリアや、フィジー、トンガなど国外にも利用できるのでとてもお得だ。購入条件は3区間から。

 

・ニュージーランド国内で購入する

長期の旅行などでは出発前に詳細な行動予定が立たず、ニュージーランド旅行中に国内線の航空券を購入することもあるかもしれない。その場合は現地にある航空会社のオフィスや、全国各地にある代理店などに依頼するのが便利。英会話に不安がなければ、航空会社の予約デスクに直接電話をかけて予約することももちろん可能だが、その際にはクレジットカード情報が必要なので注意が必要だ。

 

現地で探す割引航空券

ニュージーランド国内で購入する場合、前述のスターアライアンスパシフィックエアパスなどのように確約された割引運賃はないが、代わって国内のみに適用される。さらに大きな割引を受けられる可能性もある。

日本の国内線でも最近は、期間や区間、便を限定してさまざまな割引運賃が出ているが、状況はニュージーランドでも同様。ただし、割引運賃の対象となるチケットは、便が限定されたり、予約の変更、取り消しができないなど、必ず何らかの条件が付くものだ。それらを上手く理解した上で利用したい。

なお、これらの割引運賃はすべてニュージーランド国内で販売されているものなので日本の航空会社のオフィス、あるいは旅行会社では一切問い合わせに応じることは出来ないし、オンラインで購入することも出来ない。

電車

車社会のニュージーランドにあって、鉄道の路線は少ないが、かつて全土を網羅していた鉄道も多くは廃止、あるいは貨物専用となり、現在、旅客輸送を行っている路線は数えるほどしか残ってない。

しかし、それらの路線では現在、トランツ・シーニックというネーミングのもと、展望車両の導入や社内サービスのグレードアップなど、観光客向けのさまざまな魅力作りが行われている。ゆったりとした座席でくつろぎながら、のんびりと車窓風景を楽しむ・・・そんな鉄道の旅をぜひ体験してみてください。

 

トランツ・シーニックの列車

 

[南島]

1.コースタル・パシフィック(クライストチャーチ~ピクトン)

毎日往復の運行。上記区間を約5時間15分で結ぶ。ホエール・ウォッチングで有名なカイコウラはこの区間のほぼ中間で、クライストチャーチからは列車を利用したツアーもある。ピクトンの発着時刻は、ウェリントンからのフェリーに合わせて設定されている。車窓からは気持ちの良い海沿いの景色を楽しめる。

 

2.トランツ・アルバイン(クライストチャーチ~グレイマウス)

こちらも毎日1往復の運行。片道の行程が約4時間30分。サザンアルプスを横断する車窓の山岳風景が素晴らしく、国内の列車の中で人気・知名度ともに高い。途中、山越えのピーク部分に位置するアーサーズ・パス国立公園は、トレッキングの拠点としてよく利用されている。

アーサーズ・パス国立公園からの日帰りを楽しむほか、クライストチャーチからウエストコースト方面への移動手段としても便利だ。

 

[北島]

3.オーバーランダー(オークランド~ウェリントン)

北島を横断して2大都市を結ぶ、長さ685kmの幹線長距離列車。トンガリロ国立公園付近のナショナル・パーク駅やワイトモ洞窟の最寄り駅、オトロハンガ駅を通る。2011年9月2日~2012年4月29日、2012年6月29日~7月15日は毎日、2012年5月4日~6月24日、7月20日~9月23日は金~日曜のみ運行している。2012年9月24日以降の予定は、要確認のこと。

 

4.キャピタル・コネクション(パーマストン・ノース~ウェリントン)

月~金曜の朝の上り、夕方の下りの1往復で、景色を楽しむというより、どちらかというとビジネスユースをメインに考えた設定の列車。片道の行程が約2時間。

 

長距離列車の利用方法

 

予約は必ず入れておく

列車は通常それほど混むことはないが、予約は必ずしなくてはならない。予約した乗降客のいない途中駅は、通過してしまうこともあるからだ。夏は乗車の2~3日前までに予約することが望ましい。電話およびウェブサイトで、あるいは各地の観光案内所でも予約とチケットの購入が出来る。

 

出発20分前までにチェックイン

乗車当日は、定刻の20分前までに駅に到着することになっている。駅に改札口はなく、ホームへの出入りも自由だ。スーツケースやバックパックなど大きな荷物は列車の荷物室に預けるので、駅のカウンターにてチェックインする。

荷物室には自転車も積み込み可能。予約時に自転車の積み込みを伝え、荷物料金を当日支払うことが規定となっている。

すべての乗客が乗り込むと、列車は静かに発車する。日本では考えられないことだが、予約した乗客がすべて乗ったことが確認されると、定刻より早くても列車は出発してしまうことがある。発車すると間もなく車掌の検礼が行われ、路線によってはお茶のサービスがある。

 

割引運賃のいろいろ

列車の運賃にはいくつかの割引制度があるが、最も利用しやすいのがYHAの会員に対する20%の割引運賃だ。これはチケット購入時に会員証を提示するだけでよい。55歳以上の人には30%割引のシニア・セイバー・フェアが適用される(ただし、どちらもオーバーランダーには適用されない)。

また、ピークシーズン以外の時期には、客席を限定して大幅な割引運賃が販売される。早めにチケットを買った方が有利になるので、予約が決まったら問い合わせてみよう。ただし払い戻しなどに厳しい条件が付くので、必ず確認しておくこと。

列車とフェリー(ウェリントン~ピクトン間)を通じて利用する際にも、割引運賃が設定されている。さらに、列車を思い切り満喫したいという人には、7日間、または14日間有効のシーニック・レイル・パスがおススメ。どの列車も乗り放題で、インターアイランダーのフェリー1回乗船も含まれている。

 

 

フェリー

インターアイランダーとブルーブリッジという2社がウェリントン~ピクトン間を運行しており、所要時間は約3時間で、どちらのフェリー会社もバイクや自動車などを乗せることが出来る(予約時の申し込みが必要)。飛行機よりも圧倒的に利用が多いのはフェリー。

 

〜料金~

インターアイランダー
大人 $75~ 子供 $38~ バイク $81~
ブルーブリッジ
大人 $56~ 子供 $26~ バイク $51~

 

~時刻表~

フェリーの時刻表は年々変わるので各フェリー会社に確認

 

乗船手続きの仕方

フェリーターミナルでの乗船手続きは基本的に飛行機と同じで、乗舶券などを持っていない場合はまずカウンターで購入し、その際、大きな荷物があれば専用カウンターに預けて引換券をもらう。そして乗船時間になったら指定のゲートから乗船する。

 

自動車利用の場合

Avis、Budget、Hertzなど大手のレンタカー会社で車を借りた場合、レンタカーはフェリーに乗せることなく乗船するターミナルで一度車を返却し、下船後に改めて別の車を借り直さなければならない。
サウンズ・エア(飛行機会社)インターアイランダー、ブルーブリッジ(フェリー会社)

 

 

バス

国内の交通機関のうち、最も細かくネットワークが整備され、かつ低料金で利用できるのが長距離バスだ。主要都市や主な観光地の間にはくまなくバス路線が走っていて、路線や予算に応じてバス会社を選ぶことも出来る。移動の途中でいろいろな風景に出会いながら、ニュージーランドの素顔をじっくり見ることができるだろう。

 

主なバス会社

 

全土をカバーするインターシティ/ニューマンズ・コーチラインズ

ニュージーランド国内で最大手のバス会社は、インターシティ・コーチラインズ(通称インターシティ)。前身は旧ニュージーランド国鉄で、現在は民営化され、南北両島で主要都市間を中心としたサービスを行っている。

自社便のほか、各地で地方のバス会社と提携しており、それらを含めたネットワークは相当に細かい。大手バス会社のニューマンズ・コーチラインズ社とも提携関係にあり、これら提携各社の便を含めた時刻表も発行している。

この時刻表はバスターミナルや、主要都市の観光案内所などで確認できるので、バスをメインに使って旅行する人はぜひ手に入れておきたい。

 

シャトルバス

南島の各地にネットワークを広げるアトミック・シャトル社など、各地域内だけを運行する中小のバス会社もある。特徴は大手バス会社と比較して低料金であること。

短距離間ではミニバンやバンを使用することもあるが、長距離になると大手と同様の大型バスを採用している。主要なアコモデーションからのピックアップなど、サービスも充実している。

 

バックパッカーズ・バス

都市間輸送ではなく、観光地を巡ることを主目的にしたのがバックパッカーズ・バス。キーウィ・エクスペリエンス社とマジック・トラベラーズ・ネットワーク社がその代表格だ。これらのバスは、北島・南島それぞれに主要都市と観光ポイントを巡る大きな周回ルートで運行している。

利用者は各ルートごとに有効なパスを買えば、そのルート上の同一方向のバスに何度でも乗降り自由になるという仕組み。あるいは通常の路線バスと同様に、区間ごとにチケットを買っての利用も可能だ。

 

割引運賃/お得な周遊バス

 

インターシティ/ニューマンズ・コーチラインズの割引運賃

手軽に利用できるバックパッカー割引は、YHA、BBH、VIPなどの各バックパッカー組織の会員証をチケット購入時に提示するだけでノーマル運賃の10~15%割引になるというもの。ほかにノン・リファンダブル料金(払い戻し不可)があり、正規料金より25~50%割引されるものがある。両社の周遊バスは、それぞれ以下の通り。

 

フレキシー・パス

12ヶ月間有効のフレキシー・パスは15~60時間といった時間単位で購入するプリペイドシステム。購入した時間分のみバスが乗り放題になる。時間の追加購入も可能。南北島間を移動するインターアイランダーのフェリーにも利用できる。出発の26時間前までに予約する必要がある。

 

トラベルパス

インターシティ/ニューマンズ・コーチラインズに乗り放題になるお得なバス。39種類のルートから選べ、1~14日分まで購入できる。有効期間は12ヶ月間で、断続的に利用してもOK。南北島間のインターアイランダーフェリーも含まれている。

 

長距離バスの利用方法

 

予約は必ずしておこう

路線バスは完全予約制。座席の定員以上に乗客を乗せることは一切ないので、予約を忘れないようにしよう。電話予約は各社の専用デスクでも出来るし、観光案内所アイサイトやアコモデーションなどでチケットを購入することも可能だ。

特に観光シーズンの12~3月は、観光名所を結ぶ路線では2~3日間前までの予約が欠かせない。また大都市以外の町や小さなバス会社では、それぞれのアコモデーションを回って乗客を乗せてくれることもある。

 

バスの乗り方

長距離バスの発着場所は、大都市では専用ターミナル、それ以外の小さな町では観光案内所や、一般の商店、ガソリンスタンドなどに業務を委託していることが多い。バスの乗り場には発車時刻の15分前までに集合することになっている。荷物は、手回り品以外すべて荷物室に預ける。

 

のどかなバスの旅

一部のシャトルバスを除き、バスは大型で座席はゆったりしている。バスでの飲食は基本的にNG。道中ドライバーが見どころをアナウンスしたり、写真を撮るためしばし停車してくれたりもする。また2時間に1回程度の割合で、途中の町に立ち寄り30分程度のトイレ休憩がある。

到着地の町では乗客の要望に応じて、目的の場所に近いところで降ろしてもらえることも多い。

 

 

キャンピングカー

ニュージーランドを旅していると、キャンピングカーの姿をよく見かける。車に寝台、キッチンなど移住空間を備えた車で、各地にあるホリデーパークを泊まり歩くのは、旅のスタイルとしてポピュラーだ。

 

キャンピングカーの設備と使い方

キャンピングカーのおもな設備は、ベッド、キッチン、ダイニングテーブルなど。大型のものには、トイレ、シャワーも付いている。2、4、6人用のタイプが一般的だ。ニュージーランド各地にあるホリデーパークでは、キャンピングカー用に電源付きのスペースが用意されているので、充電することで、照明、冷蔵庫などを使用できる。

利用料金はひとりにつき$20前後。シャワーやトイレは、ホリデーパークの共同設備を使ってもいい。

 

キャンピングカーのレンタル

ニュージーランドでは、一般の大手レンタカー会社はキャンパーバンのレンタルは扱っていないが、代わってキャンピングカー専門のレンタル会社がいくつかある。いずれも日本に支店はないので、自分で直接コンタクトを取って予約する。夏のシーズンはかなり需要が高いので、早めの予約が必要だ。

 

ホリデーパーク

ニュージーランドの各地にはホリデーパークと呼ばれる自動車利用型のキャンプ場がある。キャンピングカー用の電源施設や水道、排水施設を持つキャンピング地をパワーサイト、通常のテント用の芝地をノンパワーサイトといい、その他ベッドが付いた個室や、牽引型のキャンピングカーを地面に固定した宿泊施設、モーテルに近い大型ユニットタイプの客室などさまざま宿泊施設が用意されている。

共同施設はキッチン、バスルーム、ラウンジ、ランドリーなどが一般的だ。

寝袋やバスタオルは有料でのレンタルを行っているところもあるが、基本的には自分で用意する必要がある。共同キッチンには電熱式の調理台、湯沸かしポット、トースター、冷蔵庫などがあり、自由に使うことが出来る。また、キッチン付きユニットにはひととおりの調理器具と食器類が室内に揃っている。

パークのオフィスに貸し出し用の調理道具類があることも。なお、車で長旅をする人はクーラーボックスを買っておけば、飲み物や生鮮食品の保管に重宝する。

 

 

レンタカー

ニュージーランドは、ドライブ旅行に非常に適した国だ。日本と同じ左側通行であるうえに、全般的に交通量が少なく渋滞もほとんどない。国中をカバーする道路網を利用して、快適で効率のいい旅を楽しむことが出来る。

 

レンタル手続きの仕方

 

レンタカー会社の種類

ニュージーランドの大手レンタカー会社として、ハーツHertz、エイビスAvis、バジェットBudgetなどがある。これらの会社は空港ロビーや、町の中心部にオフィスを構えているので便利だ。

車のクオリティや整備、事故や故障時のバックアップ体制もしっかりしてるうえ、国内各地にオフィスがあるので、プランによっては”乗り捨て”もできる。上記大手3社はいずれも日本国内にも予約窓口がある。日本での予約を条件とする割引もあるので、出発地に各社に問い合わせてみよう。

これら大手レンタカー会社のほか、ニュージーランド各地に中小規模のレンタカー会社もある。全般に大手よりも料金は割安なので、限られた地域内でのドライブ旅行には好都合だ。

 

レンタカーの料金システム

大手・中小に問わず、ほとんどのレンタカーは走行距離無制限、すなわち走った距離に関係なく料金は一定。ただ、安さをうたった期間限定のキャンペーン料金などでは、走行距離によって料金が変わるものがある。料金はすべて1日が単位だ。これ以下の時間単位の設定はない。

ガソリンは料金に含まれないので、満タンにして返却する。乗り捨て料金は、区間などによってかかるかどうかが違うので、これも要確認だ。一般的に大都市間は乗り捨て無料とする会社が多い。

 

レンタカーを予約する

予約する際に伝えることは、以下の3つ。これは日本で予約する場合でも、ニュージーランド国内でも一緒だ。

 

1、レンタル開始・終了の日にちと時刻

料金設定は24時間単位で、例えば月曜の正午から3日間借りる場合、返却のタイムリミットは木曜の正午ということになる。これを過ぎると追加料金がかるので、1日長く借りたほうが有利になることも多い。

 

2、借りる場所と返す場所

乗り捨て料金の有無、金額はこの段階で確認を。

 

3、車のタイプ

レンタカー会社では車をクラスによって分けており、予約の際は車種ではなくクラスによって指定する。レンタカーのほとんどは日本車だ。また小型の多くはマニュアル車なので、オートマチック車を希望する場合は、中型車以上に限定されることがある。

 

南北島間のレンタル

ニュージーランドは南島と北島との二つに分かれた国である。そこでニュージーランドを全土をレンタカーでドライブする際には、いくつか知っておくべきことがある。

まず、大手レンタカー会社の場合は基本的に、借りた車をフェリーで勝手に移動させてはいけない。例えば、クライストチャーチからオークランドまで片道レンタルをする場合、ピクトンでいったん車を返し、フェリーで海峡を渡った後にウェリントンで別の車を新たに借りるという手続きを踏む。

会社によっても異なるがレンタルの契約がひと続きの場合は、ピクトンでは精算の手続きなどはなく、単純に車を返すだけ。ウェリントンでも同様に契約書へのサインなどは必要なく、新たに車のキーを受け取るだけでいい。

ただし、このような流れはピクトン、ウェリントンにオフィスを持つ大手のレンタカー会社に限られ、それ以外の会社ではドライバーが自らフェリーで車を移動させる必要がある。。どちらのケースにあたるか、レンタル開始時に確認を忘れずに。

 

レンタカーを借りる

まずは空港や町のレンタカー会社のカウンターへ。その際に必要なのはまず、国外運転免許証。これはもちろん、日本出発前に取得しておく。またクレジットカードも必要となる。

これは支払いの手段ではなく、信用保証のために求められるもの。日本で料金前払いのクーポンを購入した場合でも、やはりクレジットカードなしには車を借りることが出来ないので注意が必要だ。

そのほか借りる際に聞かれることは任意保険をどうするかということ。必要に応じてサインする。日本で予約済みの場合は、契約内容に含まれる保険と重複していないかも確認したい。また契約本人以外に車を運転する人がいる場合、その人の名前も契約書に登録する。以上で手続きは終わり。予約してあれば、ほんの数分で済んでしまう。

 

レンタカーの返却

期間内のレンタルを終了して、目的地のオフィスに車を返却する。ここでの手続きはごく簡単だ。ガソリンはあらかじめ満タンにしておくが、もし何らかの事情で出来なかった場合は、契約書カバーに印刷されたガソリン計の目盛りに、現在量をチェックする。

一般のガソリンスタンドよりはやや割高だが、払うべきガソリン代が加算される。合わせて帰着地点のキロ数をメーター通りに記入してカウンターに持っていけばいい。また、これらの記入作業をスタッフが代行してくれる場合は、最後に数字を確認するだけで済む。

コンピュータがすぐに計算し金額を出してくれ、料金はレンタル開始時にチェックしたクレジットカードによって引き落とされる。

 

国外運転免許証について

国外運転免許証は、日本の運転免許証と一緒に携帯しなければならない。
☆レンタカーの年齢制限

会社によっては25歳または21歳以上の年齢制限を設けている。上記の大手3社の日本窓口では以下のように対応している。
ハーツ=21歳以上(一部25歳以上もある)
エイビス=25歳以上(プランにより21歳~24歳も可)
バジェット=21歳以上

※上記は日本国内の規定であり、ニュージーランド国内で予約手続きを行う場合は同じ会社でも対応が異なることがある。

 

レンタル料金は?

会社や時期、利用期間によって異なるが、コンパクトカーの場合、冬は1日$50~80、夏は$60~90くらいが大まかな目安。保険をフルに活用すると1日$10程度が加わる。また、25歳未満の場合、別途ヤングドライバー料金が必要な場合もある。

 

 

南北両島にまたがるレンタル

 

最初に借りる歳にフェリー乗船予定日を聞かれる。そして、乗船する日時が確定した段階で、再度レンタカー会社の予約番号に連絡し伝える。

 

クレジットカードについて

どこのレンタカー会社でも、アメリカン・エキスプレス、マスターカード、VISAが使える。

 

レンタカー乗り入れ禁止の主な区域

会社によってはレンタカーの乗り入れを禁止している区域がある。下記は多くのレンタカー会社が乗り入れを禁止している区域。

南島→クイーンズタウン近郊、スキッパー・ロード
北島→コロマンデル半島最北端部、レインガ岬にいたる90マイルビーチの砂浜

 

JAF海外サポートについて

JAF(日本自動車連盟)は国際旅行同盟(AIT)に加盟しており、同じく加盟国であるニュージーランドの自動車クラブ(ニュージーランド自動車協会NZAA)と相互サポートを提携している。

JAF会員は、NZAAのロードサービスや旅行・道路情報サービス、キャンピングサービスなどを受けることが出来る。サービスの利用法などはJAFのホームページや窓口で確認しておこう。

 

駐車時の注意

街なかでは、駐車できる場所と可能な時間などが細かく決められ、標識に示されている。違法駐車はもちろん、時間超過も係員が厳しくチェックしているので注意しよう。パーキングメーターも多いが、ある程度長くなる場合は駐車場にいれたほうが割安だ。

場所によって夜間・休日はパーキングメーターは無料で開放され、その曜日や時間は個々に表示されている。なお都会では車上荒らしも多いので、荷物を車内の見える場所に放置するのは危険だ。

 

ガソリンについて

ニュージーランドではガソリンのことをペトロル、ガソリンスタンドはペトロルステーションと呼ぶ。土・日曜日はほとんどの商店が閉まるニュージーランドでも、ガソリンスタンドだけは毎日営業している。軽食やドリンクなども売っており、ちょっとしたコンビニ的役割を果たしている。

人家の少ない地域では、ガソリンスタンドの間隔も数十キロ以上ということが珍しくないので、郊外に出たら早めの給油を心がけよう。給油は基本的にセルフサービスで、ガソリンの値段はリットルあたり$1.9くらいから。レンタカーの場合、ガソリンはレギュラーが一般的。車を借りる際に確認しておこう。

 

事故に遭遇してしまったら

万一事故に遭った場合にどうするか。さまざまな状況があるので一概に決めるのは難しいが、基本的には現場を保存すること。日本では他の交通に配慮してすぐに事故車を移動することが多いが、ニュージーランドでは事故が起こると現場周辺の交通は直ちに停まるのが通例。もちろん負傷者がいれば、応急手当を最優先して行う。

そのほかでは、事故関係者の連絡先、ナンバープレートなどを控えること、警察やレンタカー会社に連絡することなどが必要となる。会話力が不十分な場合、その場での交渉ごとは避けるべきだ。

 

ニュージーランドの道路事情

ニュージーランドの道は左側通行で運転しやすい。といっても、日本とは交通事情や法規の違う部分も少なくない。それらをしっかり把握しておこう。

 

・ハイウェイとモーターウェイ

ニュージーランドでは国じゅうにステート・ハイウェイ網が整備されている。日本ではハイウェイというと高速道路を意味するが、英語では一般国道を指す。これらは自動車専用道路ではないので、乗用車の制限速度は、市街地では50km、郊外では100kmと定められている。

しかし実際には郊外で120km以上で飛ばす車も少なくなく、車の流れは相当に速い。カーブやアップダウンが多い道でこのスピードなのだから、日本の感覚だと最初は戸惑うかもしれない。慣れないうちは無理に飛ばさず、速い車は先に行かせればいい。

ただし極端に遅いのは逆に危険で、日本のように時速50~60kmで走っていては、流れに乗ることは出来ない。

これとは別にモーターウェイと呼ばれる自動車専用道路もある。大都市周辺にあるだけで、距離はそう長くない。制限速度はハイウェイと同じで、通行料もほとんど無料。緊急時以外の一時停止は禁止され、自動車、歩行者は入れない。

 

・有料のモーターウェイ

オークランド以北に開通した約7.5kmのノーザン・ゲートウェイはニュージーランドでは珍しい有料道路。通行料は普通乗用車で$2。支払いは、1.事前オンライン決済、2.通行後3日以内にオンラインもしくは電話で、3.有料道路手前の支払い機で。

 

・ラウンドアバウト

日本の駅前によくあるロータリーと形は似ているが、信号がなくても交差点の車をスムーズに流す動きをもつ。基本は「自分の右側にいる車が優先」。先にラウンドアバウトに入っている車が優先なので、右から来る車をやり過ごしてから進入する。ラウンドアバウトの中を先に走っている間は、一時停止の必要はない。

 

・ギブウェイ

優先道路に合流する手前にある。「道を譲れ」のサインで、合流先の道路が優先であることを示す。路面には白い停止線が引かれているが、完全な一時停止が義務付けられているわけではない。見通しがよく、安全が確認できれば、そのまま進入していい。ラウンドアバウト進入時にもこのルールが適用される。

 

・右折と左折

交差点で右折と左折の車が出会った場合、右折車が優先となる。日本とは逆のルールなので、特に注意が必要だ。なお、このルールは2012年3月よりルール変更開始。

 

・キープレフト

日本同様、常に左側を通行するというルール。特にモーターウェイは、追い越し以外は必ず左側車線を通行しなくてはならない。

 

・踏切

踏切での一時停止は必要ない。幹線道路にある踏み切りはすべて警報器付きだが、郊外のいなか道では警報器がない場合もある。踏切手前の標識に注意。

 

・1車線の橋

郊外の道では、対面の2車線道路でも、橋だけ1車線になることも多い。この場合いずれかの側に、橋の手前にギブウェイの標識があるので、これに従う。見通しの悪いことが多いので、優先側でも注意すること。

 

・横断歩道

横断歩道上での歩行者優先は、かなり徹底している。渡ろうとしている人を見たら必ず停まること。

 

・運転のマナー

クラクションは非常時を除いて使わない。停車中、不要なアイドリングは禁物。エンジンのかけっぱなしは、騒音と排気ガスの両面で非常に嫌われる。

 

Q&A

公共の交通機関はありますか?

ニュージーランドの主な長距離移動手段は、バスまたは飛行機です。長距離バスは国内の交通機関のうち、国内全土をカバーする最も細かいネットワークを持っています。短期間で効率良く国内各地を移動するには、国内線の飛行機を利用するのが良いでしょう。

鉄道も走っていますが、全国を網羅しているわけではありません。また、主要都市には、公共の交通機関として市バスが発達しています。空港から市内までは、バスやタクシー以外にシャトル・バスという乗り合いタクシーもあります。

 

どのようなレンタカー会社がありますか?

ニュージーランドには、バジェットやハーツ、エイビスなど、大手レンタカー会社があります。これらは、日本でも予約が可能なほか、全国各都市にオフィスを構えているので、プランによっては乗り捨てもできます。

また、万一の時にも安心な、現地日本人が経営するレンタカー会社もあります。

Jレンタカー/J Rental Car(日本語OK)
テイク・ワン/Take1(日本語OK)
エイビス/Avis
バジェット/Budget
ハーツ/Hertz

 

レンタカーは何歳から借りられますか?

ニュージーランドでレンタカーを借りることができる法的年齢は21歳以上と決められていますが、レンタカー会社によっては25歳以上の年齢制限を設けています。また、21歳~24歳でも保険の補償金などの制限付きで借りられる場合もあります。

 

車を借りるときに何が必要ですか?

ニュージーランドで車を運転するのに必要なのが、国際運転免許証または日本の自動車運転免許証の英訳です。レンタカーを借りる際には、このほかに保証としてクレジットカード番号や現金またはトラベラーズチェックが必要な場合があります。

 

運転のルールは日本と違いますか?

日本からの旅行者でも比較的運転しやすいニュージーランドでは、ドライブの旅がおすすめです。ただ、日本と同じく左側通行ですが、異なる交通ルールもあるので注意しましょう。

例えば、右折優先のルール。交差点では常に、右へ曲がる車を優先させます。また、ラウンドアバウトという信号代わりのロータリーでも、常に自分の右側にいる車が優先で入ってきます。

また、郊外では2車線の道路でも、橋になると1車線になり、標識に従ってどちらかを優先させます。制限速度は街中で時速50km、モーターウェイや郊外の国道では時速100kmと決められています。郊外の道は道幅も広く、ローカルの人々はかなりスピードを出しますが、あせらず自分のペースで運転しましょう。

 

ヒッチハイクはできますか?

ヒッチハイクは、旅費を安く抑えたい旅行者に人気のある移動手段です。ニュージーランドでは、ドライブしていると、道端に立って合図を送っているバックパッカーや若者をよく見かけるかもしれませんが、近年、ヒッチハイクによるトラブルが相次ぎ、ニュージーランド人の間でも「ヒッチハイクは危険」という見方が強くなっています。