「1年留学すると英語がぺらぺらになる」と勘違いしている人がとても多いですが、そのようなことは決してありません。
それは留学に行く前の英語力にもよりますが、それなりに英語が出来る人が1年間行けば確かにぺらぺらまでにはいかないにしてもかなりの上達が見込まれると思います。
しかし普通の人は留学したとしてもぺらぺらになるのは難しいです。
留学経験者に聞けば分かることですが、実際に留学してみると「あー日本でこれやっておけばよかった」や「単語くらいはもっと覚えておけばよかった」など留学してから後悔する人が沢山います。
これは実際に留学してからしか気付かないのですが、留学前日本で出来る事は多々あります。
それらをやるとやらないのでは留学中の英語力上達にとても影響してきますし、留学という限りある時間を有効に使うことができます。
ここでは具体的に留学前に何をやっておけばいいのかを紹介していきます。
単語を出来るだけ沢山覚える
英語に限らず、言語は単語を覚えることから始まります。
単語を知らなければ文法も文章を読むことさえ出来ません。リスニングやスピーキングも同様で、いくらスピードラーニングなどで英語を聞き流していてもただ耳が慣れるだけで、単語の意味が分からなければ何の意味もありません。
英語は特に単語を知っていれば知っているだけ英語力は高くなります。
正直、単語を覚える事こそが最も大事な勉強でこれが出来ない人は英語が一生出来るようにならないと言っても過言ではありません。単語を沢山覚えれば覚えるだけ英語も出来るようになってくるので単語を沢山覚えておくに超した事はありません。
大学受験英単語は基本中の基本でこれらを完全に覚えていないとはっきり言って論外です。
それらの単語は全て知っているという前提で、そこから更に単語力を上げるためにある2つの本を紹介します。
一つは「BASIC WORD LIST」と呼ばれるもの。
二つ目は「1100 WORDS YOU NEED TO KNOW」というもの。
これらの単語帳は完全な洋書で、載っている単語はネイティブの高校生が大学に入る為に最低限知っておくべき単語です。
なので、一度も見た事が無い英単語の羅列ですが、これらをすべて覚えればほとんどの英文は読めるようになります。英語のニュースなどもすらすら読めるようになります。それだけ沢山の難しい単語が載っています。
これらを全て覚えて留学したとき、留学先で単語を覚えるという作業がなくなるので他の事に時間を使えます。
このサイトの他のページでも紹介しているように留学中は出来るだけスピーキングやリスニングに時間を使った方がいいのです。正直な話、単語を覚えることや文法、ライティング、リーディングは何も留学しなくても日本で出来る事です。
しかしスピーキングとリスニングは日本ではなかなか上達することは難しいです。なにせ、練習する機会がないのですから。
多くの人は留学する目的として、英語を話せるようになりたいと考えているはずです。留学中の短い時間を効率的に使うには単語を覚えるなどの日本でも出来る事はやらないで、留学中にしか出来ないこと、すなわちスピーキングなどのコミュニケーションに力を入れた方がいいのです。
留学するとよく必死に単語を勉強している人がいますが、正直ありえません。留学中で周りに外国人が沢山いるにも関わらずその人達と話もしないで一人で黙々と単語を覚えているのです。そしてこの人達が必ず言う事は「単語くらい日本で覚えてくれば良かった」。
このように実際に後悔している人達は沢山いますので英単語は留学中にはやらずに必ず日本で覚えるべきです。これをやらないと後々絶対に後悔する事になります。
文法も全部理解する
文法も単語と全く同様で、日本で全て出来ます。留学中にやることではありません。現在完了やif文など紛らわしいものに関しては留学中に先生に聞けば詳しく教えてくれるでしょう。
例えば、「I have been to 〜」と「I have gone to 〜」の違いなど、どういう時に使うのか、そのような微妙な違いは日本の学校ではあまり教えてくれたりしません。
外国人と話しておく
日本でも少なからず外国人と話せる場所がいくつかあります。
実際に留学する前に英語を使って話す練習をしておくと、いざ留学してから慣れているため楽ですし、ある程度のリスニング力とスピーキング力を上げておけば留学中はより上達する事が出来ます。
外国人と話す事が出来る具体的な場所としては、「インターナショナルパーティー」「大学などにある英語ラウンジ」「英会話教室」「英会話カフェ」「skype」などありますが、留学前からこのようなものを有効活用して練習しておけば効率よくスピーキング、リスニング力は伸びていくでしょう。