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ニュージーランド留学の現状は!?

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日本から海外に留学する人の数は年々減っているのが現状で、実際に2004年をピークにして減少し続けています。2010年に海外に留学した日本人留学生の数は約58000人で、これから先も下がり続けると言われています。

 

 

留学生の数は年々減っている理由は様々ありますが、一番の原因と言われているのが「若者の内向き志向」です。もしこれが事実だとすればこの先日本は世界から取り残されていく可能性があります。

 

一方、日本国内ではグローバル化がだいぶ浸透し「英語教育」が騒がれており、今後は小学校から英語を習うのが当たり前で受験や就職の際にも英語は必須になりこれからは”英語が出来ない人は職がない”なんていう状態になるかもしれないくらい、これからの時代には英語が必要不可欠なのです。
実際にそのような日本国内の英語の需要と比例するかのように英語を学ぼうと留学する人は沢山居ます。留学の目的は人様々ですが、就職を有利にする為だけに留学しに行く人もいれば、本当に英語が話せるようになりたいから行く人など本当に人それぞれが違う目標を持っています。

 

 

 最近の留学の主流

最近留学する際に最も重視されているのが「安さ」です。良い例として今大人気のフィリピン留学が挙げられます。フィリピン留学は完全に「安さ」を売りにしており、今最もアジア人が留学先として選んでいる国です。特にここ数年、日本人の多くの人がその「安さ」に惹かれてフィリピンに留学する事を選んでいます。

 

一方で留学の本場はどうなのか!?

留学の本場と言えばアメリカイギリスですが、これらの国々に行く人の数は年々減少しているのが現状です。それは先ほど例にも出しましたフィリピンなどに比べると圧倒的に費用が高く、例えばフィリピンで一ヶ月留学したとして費用が大体10万円前後と言われているのに対し、アメリカやイギリスは普通に50万円以上掛かってしまいます。これが一ヶ月ではなく1年の留学ともなれば同じ留学でも掛かる費用は莫大になるということは安易に想像出来ると思います。これを鑑み、しかも不況という昨今、「安さ」だけに惹かれてしまい格安国のフィリピンに留学しているというのが現状です。

 

 

 学生の留学

日本の大学が夏休みや冬休みなどの時期になると海外の語学学校には沢山の大学生が1~3ヶ月間の短期留学に行きます。しかしその多くの人達は「英語を学びにきた」というよりも「長期の海外旅行」みたいな感じになっています。それを象徴するかのように、せっかく海外に英語を学ぶ為に留学をしに来ているにも関わらず学校内で話すのは日本語で、しかも日本人の友達とずっと一緒にいて学校の勉強どころか毎日遊んでいるか観光をしている感じです。そして、そうしているうちに時間が経ってゆき「気が付いたら帰国」と言う人が多いのです。

実際、短期留学する人のほとんど(ほぼ全員と言っていいかもしれませんが)がこのような感じで留学をしており、このような留学では結果的に得られるものは少ないですのであまり意味がなくなってしまいます。

 

よく考えてみるとこの短期留学というものは大学生にとって一石二鳥なものです。それは就職活動を考えて行動しているという意味で、短期でも留学していたとなれば多少は就活に有利になると考えており、その為にも一応留学したことがありますよという証拠を作る為に留学しているということです。そして留学中は旅行に行きまるで旅行気分。就活には有利になり、海外旅行も出来てしまうという訳です。学生にとってこんなに良いことはないのですが、残念なのが英語は全く上達していないという事実です。

 

長期留学にも同様なことが言えますが、まだ志が高い人が多いです。それは高いお金を払って留学している訳ですからそれなりに覚悟を持って留学をしに来ていると言えます。

 

ただ、短期・長期に限らず英語が物凄く上達して帰ってくる人はほとんど居ません。それはどこにでも日本人留学生がいて、インターネットという便利なものがあり、いくらでも「日本」に関係すること(日本語など)に触れることが出来てしまうからです。昔は恐らくインターネットも無かったでしょうから、そのような「日本」に関係するものと触れることが無かったので英語が上達したはずです。

 

「1年留学してました」と言うと必ず言われることが、「じゃーもう英語ぺらぺらじゃん!」と、恐らく100人に言うと99人がこのように返してきます。皆、「1年留学すれば英語がぺらぺらになる」と思い込んでいるのです。確かに先程紹介したように数十年前に1年間留学をしたらぺらぺらに話せるようになったのかもしれませんが、実際は違っており多くの人は少し英語が喋れるようになったという程度なのです。
今と昔の留学事情は大きく変わりました。今は海外で日本語に触れる機会が数えきれないほどあり、逆に触れないほうが難しいのが現状です。どれだけ「日本」を避けようと思っても避けられませんので正直に言って、1年間留学をしたとしても英語が多少は話せるようになっても、そこまで上達しないのです。

 

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